ご家庭特撮 ~わき上がる物欲編~ [映像製作/映画/アニメ]
「環境篇」でも書いたが、今回使ったカメラは6年前に購入したご家庭用デジタルビデオカメラである。
当然、ハイビジョンなんかではない。
…写真は再掲です。
こいつでせっせ撮影し、編集作業を進めていた。
そこに、メイキング監督から撮影済みのminiDVテープが届く。
??????
ウチのカメラにテープを入れてもノイズだらけ。まともに見ることもパソコンに取り込むことも出来ない。
何と、本編は普通(「SD」=Standard Definition)のビデオカメラだったのに、メイキングはハイビジョン(「HD」=High Definition)ビデオカメラだったのだ!
結局、メイキング監督からカメラごと借りてパソコンに取り込むことになった。
取り込んだ段階で、普通の映像とハイビジョン映像の違いに愕然とした。
ご家庭特撮 ~イキナリ番外編~ [映像製作/映画/アニメ]
『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』のDVD…え〜っと、まだマトモな形で本編の鑑賞をしていないのだが、ちょこっと気づいたことがあった。
劇場やDVDでこの映画をご覧になった方はご存知のように、今回(主に前半)は随所に懐かしい映像が流れる。
劇中の「当時」では新しいフィルムのハズなのだが、♪タケダタケダ…のあの映像は何故かフィルムの汚れがけっこうあるのだ。
『ウルトラQ』も同様の映像(ただし、白黒)を使っていたから、『ウルトラマン』の時点では既にフィルムがくたびれていたという設定である…のかどうかは知らない。
ただ、ああいうフィルムの汚れやキズというのはそれ自体がなかなか魅力的ではある。
手塚治虫作品に『おんぼろフィルム』(1985)という短編アニメーションがある。
登場人物がフィルムの汚れやら埃やらフリッカーとやりとり(?)をするという内容…個人的には手塚アニメの中で一番好きだったりする。きっと手塚先生もあの古いフィルムならではの妙な味わいに魅力を感じていたのだろう。
てなわけで。
どんなわけだか。
デジタルビデオカメラで撮った映像をあんなふうにできないか?
ま、出来る。
動画加工ソフトの定番Adobe AfterEffectsを使えば楽勝…では無い。AfterEffects用のプラグインソフト「DigiEffects Aurorix 2」というのを使えば出来るらしい。税込み54.600円。
買えません。
仕方が無いので「デジタル手作業」でやる。
と言っても、私がやるんだから例によって本格的にやる気は無い。“フィルムの質感”とか、そういったことをちゃんと再現するには相応の知識も必要だし。私の場合はそれらしく見えればOK。
簡単に言うと、静止画ソフトのAdobe Photoshopでキズやら埃やらの「絵」を作り、それをAfterEffectで元の映像に合成したり動かしたりしてやる。
言うのは簡単だが面倒くさい。
一応、こんな実験作が出来た。
↓これは、元の動画。
ダウンロードは🎥こちら
↓こんな風にしてみた。
ダウンロードは🎥こちら
多少は「古いフィルム」っぽく見えるだろうか?
こんな作業もまた、ある意味「特撮」ではある。
ご家庭特撮 ~非本格宣言~ [映像製作/映画/アニメ]
そんなわけで、ゆる~い映像作品(特撮つき)を作っているのである。
若い頃から特撮関連の本なども眺めてきたが、映画製作全般について書かれた本も多少は読んできた。
その…読めば読むほど映像を作るというのがいかに大変であるかを痛感する。
撮影・照明・録音・編集…様々な知識と技術が求められるし、用意すべきものや気を遣うべきことが多々ある。
もちろん、何よりセンスが必要であろう。
正直言って、私は本格的な映像を作る気は毛頭無い。
真剣に映像製作をしている方々には申し訳ないが、私にとって映像作品というのは「一発芸的ネタ」を披露するための手段の一つに過ぎないのだ。
本に書いてあるようなことをちゃんとやらねば! …と考えてしまうと、逆に私には何も作れなくなってしまう。
で、知識も技術もセンスも無いままにノリだけで作ってしまうことにした。他のメンバーも学芸会のように楽しもうという気持ちだったので、あとは勢いだけ。
何たって、企画らしい企画というモノが無いままに撮影に入ったのである。
タグ:自主制作
ご家庭特撮 ~環境編~ [映像製作/映画/アニメ]
ごく一部の内輪では既に噂になっているのだが、現在映像作品を作っている。
ごく一部の内輪にしか公開されないプライベート作品である。多くて50人。
そのポスト・プロダクション作業に追われている真っ最中である。
あ、言っておきますが、おふざけで作ってます。真剣にふざけていると言うべきか。
とにかく、デジタル技術の発達のおかげで(極めて乱暴に言うと)ご家庭用のデジタルビデオカメラと動画編集ソフトがあれば「作品」が出来ちゃう時代なのだ。
とりあえず設備投資さえすれば、あとはほとんどお金をかけずに何とかなる。
まずは、カメラが無いと話にならない。
本当だったら、パナソニックのAG-HMC155みたいな凄いヤツ(こんなの→http://panasonic.biz/sav/camera/ag-hmc155/ag-hmc155.html)が欲しいところだが、税込み価格525,000円。趣味のご家庭スタジオで買えるような代物ではないし、使いこなせない。
私が使っているのは、キヤノンのFV M1という機種である。
2003年に購入したもので、当然ハイビジョンなんかでは無い。当時ご家庭用のビデオはおしなべて小型化されて「撮影してます感」に欠けるようになってきた。で、これが一番大きかったという理由で選んだような記憶がある。
外部マイクを付けたいなあと思いつつ、内蔵マイクのまんま6年が経とうとしている。
撮影時に重要なもののひとつが照明…なのだが、DIY用のハロゲンライトとコンパクトなレフ板を持っているだけだったりする…合計金額で3000円もかけていない。
だが、しか~し!
そんな状況で特撮をやろうってわけである。
え? 特撮?
帰ってきたウ…宙戦艦ヤマト [映像製作/映画/アニメ]
押し入れからLPレコードを引っ張り出して来た。
ん~…。
どうでもいいが、ウルトラマンとかゴジラとか仮面ライダーとかアニメ(当時は「テレビまんが」と呼んでいたりもするが)とか、そんなんばっかりだぞ。
昔っからこんな趣味だったんだっけ…。
その隙間を縫ってスネークマンショーやらスパイクジョーンズ(←冗談音楽の元祖!)やら谷山浩子やらカシオペアやらクラシックやら電子音楽のレコードがちょこっとずつ入っている。
これらのLPの中から“思い出の一枚”を選ぶとしたら、間違いなくこれ!
『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』
帯に踊る「20世紀の“白鳥の湖”」というキャッチが何とも言えないが、とにかくこのLPレコードに当時(1977年)16歳だったstudio7少年は心を掴まれちゃったのである。
確か、発売されたのは冬休みに入る終業式の日にして夜には高校のスキー教室に出発! という日だったと思う。学校からレコード屋さんに直行、スキー教室に出かけるまでの間に聴きまくった。
「序曲」でグッと引き込まれ、「誕生」で(若干じらしながら)表れるヤマトのメインテーマが来た日にゃもう…。
ヤマトという作品そのものが私をヲタクの道へと引きずりこんだことは間違いない。とは言え、この交響組曲はそれを一気に加速させる…二度と引き返せない道に入り込む大きな要因となったように思う。
また、このレコードのヒットはアニメや特撮の音楽をオーケストラで再現するというムーブメントを起こしたという意味でも存在意義が大きい。
で、今年の4月19日…「単なるヤマトのコンサート」ではなく、この『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』のコンサートが池袋の東京芸術劇場で開催される。
指揮:宮川彬良、演奏:日本フィルハーモニー交響楽団。
さらに、ささきいさお大王と何故かテノールの錦織健さんが出るという。
日フィルとしては、ヤマトだけでは集客に不安があったのか…?
昨年いただいた情報では純粋に『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』のコンサートとの話だったのだが、第一部は「空・星・宇宙」をテーマにした色々な曲、第二部で『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の“A面”を演奏するとのこと。CDしか知らない世代には“A面”とか言われてもピンと来ないかも知れないが。
※プログラムの詳細は、日本フィルのサイト(http://www.japanphil.or.jp/)から「演奏会情報」→「4月」(「第184回サンデーコンサート」)をどうぞ。概要の文章を書いた方はヲタ体質の女性だったりする。
※第一部の「見上げてごらん夜の星を」が以前演奏された宮川彬良さんのアレンジだったとしたら、「エッ?」と思うような仕掛けがあるハズ。お聴きのがしなく!
さてさて…
ん~…。
どうでもいいが、ウルトラマンとかゴジラとか仮面ライダーとかアニメ(当時は「テレビまんが」と呼んでいたりもするが)とか、そんなんばっかりだぞ。
昔っからこんな趣味だったんだっけ…。
その隙間を縫ってスネークマンショーやらスパイクジョーンズ(←冗談音楽の元祖!)やら谷山浩子やらカシオペアやらクラシックやら電子音楽のレコードがちょこっとずつ入っている。
これらのLPの中から“思い出の一枚”を選ぶとしたら、間違いなくこれ!
『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』
帯に踊る「20世紀の“白鳥の湖”」というキャッチが何とも言えないが、とにかくこのLPレコードに当時(1977年)16歳だったstudio7少年は心を掴まれちゃったのである。
確か、発売されたのは冬休みに入る終業式の日にして夜には高校のスキー教室に出発! という日だったと思う。学校からレコード屋さんに直行、スキー教室に出かけるまでの間に聴きまくった。
「序曲」でグッと引き込まれ、「誕生」で(若干じらしながら)表れるヤマトのメインテーマが来た日にゃもう…。
ヤマトという作品そのものが私をヲタクの道へと引きずりこんだことは間違いない。とは言え、この交響組曲はそれを一気に加速させる…二度と引き返せない道に入り込む大きな要因となったように思う。
また、このレコードのヒットはアニメや特撮の音楽をオーケストラで再現するというムーブメントを起こしたという意味でも存在意義が大きい。
で、今年の4月19日…「単なるヤマトのコンサート」ではなく、この『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』のコンサートが池袋の東京芸術劇場で開催される。
指揮:宮川彬良、演奏:日本フィルハーモニー交響楽団。
さらに、ささきいさお大王と何故かテノールの錦織健さんが出るという。
日フィルとしては、ヤマトだけでは集客に不安があったのか…?
昨年いただいた情報では純粋に『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』のコンサートとの話だったのだが、第一部は「空・星・宇宙」をテーマにした色々な曲、第二部で『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の“A面”を演奏するとのこと。CDしか知らない世代には“A面”とか言われてもピンと来ないかも知れないが。
※プログラムの詳細は、日本フィルのサイト(http://www.japanphil.or.jp/)から「演奏会情報」→「4月」(「第184回サンデーコンサート」)をどうぞ。概要の文章を書いた方はヲタ体質の女性だったりする。
※第一部の「見上げてごらん夜の星を」が以前演奏された宮川彬良さんのアレンジだったとしたら、「エッ?」と思うような仕掛けがあるハズ。お聴きのがしなく!
さてさて…
出たな!ショッカー! [映像製作/映画/アニメ]
その日の夜、ひみつ会議のために私はひみつ結社「円谷プロファンクラブ(TFC)」のひみつ会員であるケイパパさんとともに、ひみつのJR中野駅からひみつのファミレスへと向かっていた。そこで同じくTFCひみつ会員のチビセブンさんと合流することになっていた。
駅からひみつの中野通りを南下している途中、とある集団と出会った。(私にとっては)懐かしい顔がその集団を率いている。
私はひみつ行動であることをすっかり忘れて叫んだ。
「あ! ショッカーさん! 」
何事かとあっけにとられるケイパパさん。
ショッカー。
「仮面ライダー本郷剛(一文字隼人)は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ」(←中江真司さんの声で)
そのショッカーである。
(あっちこっちにあるような気がするショッカーの秘密基地)
何のこっちゃ?
植木等さん一周忌 [映像製作/映画/アニメ]
植木等さんの一周忌である。
ハナ肇とクレージーキャッツ…ウルトラ同様“とにかく好き”というだけの緩いファンではあるが、その“とにかく好き”であることについては人後に落ちないと思う。
リーダーであるハナ肇さんが亡くなったとき、植木等さんが「クレージーキャッツはこれで解散」とおっしゃったそうだが、後に撤回されたらしい。つまり、鬼籍に入られた方が半分以上となってしまった今も解散はしていないことになる。素敵じゃないですか。
テレビや映画で観るクレージーキャッツの姿が魅力的であることは言うまでもないが、インタビューや本などで知ることが出来る7人の男たちのつながりも非常に魅力を感じる。
最近出た『病室のシャボン玉ホリデー ハナ肇、最期の29日間』(なべおさみ 文藝春秋 2008)と、『植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」』(戸井十月 小学館 2007)も良かった。書評は苦手なので詳細は省く。興味があればお読みください。
さて、『シャボン玉ホリデー』に登場した「お呼びでない? こりゃまた失礼しましたっ!」というギャグについては、義務教育を受けた方なら必ず教わっているはずだ…ンな訳ないか。
科学特撮隊出動せよ [映像製作/映画/アニメ]
「円谷プロファンクラブ」会員のケイパパさんのご子息が6歳の誕生日を迎えた。そしてこの春から♪ピッカピッカの 一年生♪
ということで、お誕生会(懐かしいなあ)を開くという。カラオケボックスの広い部屋を使って、大人も含めて親しいおともだちを呼ぶ盛大なパーティー。
お父さんはすっかりウルトラステージのMC(司会進行)を務める「MCガールズ」のおねえさんに走っているが、ご子息は純粋なウルトラヒーローや怪獣が大好きという“正しい”ウルトラファンである。
せっかくなので、私からもプレゼント…。
ケイパパさんからは、お誕生会がはじまるよ〜、という画像製作を承った。
まあ、お子さんのお誕生会であるからして、おそらくパワーポイントでモニタに映し出すようなものをお考えだったのだろうと思う。
とりあえずはこんなものを作成。
ご家族してウルトラファンだから、ウルトラっぽく…と言うより、『ウルトラマンメビウス』のロゴをパクって作った。一応、クライアントであるケイパパさんはこれだけで満足して下さったようだが、私のノリが暴走し始めた。
「動画にしますよ」と頼まれもしないことを宣言してしまったのだ。
何てこったパンナコッタ [映像製作/映画/アニメ]
3月3日に、モンティ・パイソンについての記事を書いた。
コメントも含め、広川太一郎さんの話題も…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080308-00000014-vari-ent
その、3月3日に亡くなられたそうです。心からお悔やみ申し上げます。
個人的体験からすると、最後の“広川節”は『クイーンコング』(伊・英合作 1976)という最低と言ったら誉めすぎ、というくらいの映画だった。映画についての詳細は省くが、日本上映は“どうしようもない映画を広川太一郎さんの吹き替えで面白くする”という企画モノ。
冒頭のシーン(映画を撮影しているシーン)で、絶対にオリジナル音声には無い「あ、コケた…あ、またコケた」というセリフが入る。来た来た来たぁ〜〜〜っ!
既にお声の張りが衰えてはいたものの、まさに主役はオリジナルの俳優ではなく広川太一郎というべき作品だった。
って言うか…吹き替えは広川さんの他、女性は小原乃梨子さんのみで、あとは解散した劇団カクスコの井之上隆志&原田修一のお二人。以上4人だけ。
まあ、結果としてはそれでも映画としては面白くなかった。
本当に広川節を聴くためだけの作品と言える。個人的にはカクスコのメンバーが声をあてているのもツボだったが。
バットマン、キザトトくんに始まり、Mr.Boo、トニー・カーチス、ロジャー・ムーア、スノーク、古代守、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のナレーション、1〜2度しか聴かなかったがラジオ『男たちの夜…かな?』のパーソナリティ、そしてモンティ・パイソン。ずいぶんと楽しませていただいた。
本当に残念…。
※一部のおくやみ報道で“アドリブの達人”といったようなことが書かれているものがあった。厳密に言うとそれは正しくない。実際にはアドリブではなく、吹き替え台本を読み込み、そこにあらかじめ“アドリブっぽいセリフ”を書き込んだ上で録音現場に臨んでいたのだ。
UKから来た男 [映像製作/映画/アニメ]
高校時代の世界史の教師には大変世話になった。教育熱心で、夏休みに浪人中の卒業生のために中国史集中講座を開いてくれたような先生だった。
在学中、その先生は来日したイギリス人の友人を学校に連れてきた。「イギリスの文化や生活・歴史について色々話してもらえるよ」と。「ただし、日本語は話せないから英語でね」…おいおい。
放課後、校内の一室に数人の生徒が集まった。多分、私以外のほとんどは英語を得意とする連中だったのではないかと思う。
私はどうしても確認したいことがあったので、言葉の障壁など何のその、興味本位で参加。
質問はただ一つ。
「イギリス本国において、 『モンティ・パイソン』はどういう評価を受けているのか? 」
そんなわけで、出てしまいました。
『空飛ぶモンティ・パイソン“日本語吹替復活”DVD BOX』! 当然、ゲット。DVD7枚組。