8兄弟だョ! 全員集合 Vol.12 [ウルトラ]
まずは、『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』のDVDが2009年1月23日に発売予定との告知があった。詳細はこちら↓
http://ultra2008.jp/topics/090123_dvd/index.htm
画質よりも特典をとって「初回限定生産 メモリアルボックス」を買うんだろうなあ、オレ…。
…と、DVDも出ることだし、うボチボチ内容について多少踏み込んだ(=ネタバレを含む)ツッコミ記事を書いても良い時期ではないかと勝手に解釈することにした。
上映館も減っているし、興行収入もベスト10から外れましたからね…。
(…某月某日某劇場…結局、私を含めて三組しか観客がいなかった…)
それに、私自身、手持ちの前売券を使い果たしたので…って、もの凄く身勝手な理屈だが。
まず、泣いた。
トシのせいですかね、回を重ねるごとに涙腺がどんどん緩んでいくのだ。
最初はちょいとウルウルする程度だったのが、3回目から完全に涙が頬を伝う状況。
平成シリーズを観ていない私でも彼らの覚醒シーンには目頭が熱くなり、昭和チームの覚醒シーンは完全に「泣き」…。
まあ、世界観がしみ込んできて、展開が読めているので自ら「泣き所」を設定していたせいでもあろう。
なお、基本的なパラレルワールドという設定そのものにあれこれ言う気は無い。評論をする気も無い。様々な解釈をして特撮の同人誌の原稿を書こうというノリでもない。
また、予算や時間、大人の事情はもとより、演出の効果も敢えて無視する。ホントに「ツッコミのためのツッコミ」なので…。また「こうしてほしかった」という勝手な希望や単なる感想も入っているので、とにかく期待しないでほしい。
え~っとですね、ストーリーを乱暴に要約すると、「赤い靴の少女と影法師との抗争に、人類とウルトラマンが巻き込まれる」という話である。
え"…? そうなのか?
(『横浜人形の家』での展示から)
赤い靴の少女も影法師もその正体は謎。しかも両者とも全てのパラレルワールドを通して唯一無二の存在のようである。…でも、赤い靴の少女は子どもたちの心からウルトラマンがいなくなったら消えてしまうらしい。つまりは、自らの存在を保つためにもウルトラマンが必要だったわけだ。
これって「利己的遺伝子」の理論と似ている。
遺伝子というのは自らのコピーを残していくために我々生物を“乗り物”として利用している、というリチャード・ドーキンスの説である。
そう考えると、ウルトラマンが戦う理由としては、かつてない新機軸と言えるかもしれない。遺伝子レベルのミクロな話を、パラレルワールドという大きな世界で展開した、と。
一方で、この戦いのおかげでウルトラマンたちはパラレルワールド間の行き来が可能になり、ウルトラの星が多次元に共通して輝いてくれる希望の存在であることも明らかになった…たぶん。
そのへんの展開は、次回作に反映…されてほしいところではあるが大人の事情も色々あるようだし、これはこれで単独の世界として完結しちゃうんだろうな…。
続いて、ウルトラマンたちのバトルを見てみたい。
・1:1の戦いが続き、最終的にメビウスは動けなくなる。(VSキングゲスラ、キングパンドン)
・他のウルトラマン(ティガ&ダイナ&ガイア)が現れ、戦いに挑む。(VSキングシルバゴン、キングゴルドラス、スーパーヒッポリト)
・究極の怪獣が現れて、ウルトラマンたち(8兄弟)が総力を結集、究極の技で倒す。(VSギガキマイラ)
・究極の存在が現れて、ウルトラマンたち(8兄弟)が総力を結集、究極の技で倒す。(VS黒い影法師)
あれ? 最後の二つって、ほとんど同じじゃんか。
ぶっちゃけ、同じシークエンスを二回観せられたことになりゃしないか? しかも、あっちこっちから影法師の分身(?)が集まるのまで同じだし。
しかも、似たような戦いを最近どこかで観たような気がする。
前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』!
・1:1の戦いが続き、最終的にメビウスは動けなくなる。(VSテンペラー、ザラブ、ガッツ)
・他のウルトラマン(D4)が現れ、戦いに挑む。(VSガッツ、ナックル)
・究極の怪獣が現れて、ウルトラマンたち(7兄弟)が総力を結集、究極の技で倒す。(VS U キラーザウルス・ネオ)
真の親玉は別にいた!…というのも同じで、本作ではスーパーヒッポリト星人も影法師に利用(または操られていた)されており、前作ではナックル星人がヤプールに利用されていた。
率直に言って、「どデカい怪獣と複数のウルトラマンが(しかもCGで)戦う姿は、もう観たよ」という印象は拭えなかった。
もっとも『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団(ハヌマーンが出てくるヤツ)』みたいに1匹のゴモラを全員でボコボコにするような展開はアレだし…。考えられるとすれば、大きさではなく、数だろうか。もともと数が多い設定のバルタン星人が大挙して押し寄せてくる、とかね。まあ、予算的に無理とは思うが。
何となく批評めいてしまったので、本来の目的である「おバカなツッコミ」に入る。箇条書きで行きます。
・公園のパンダ
前にも書いたが、パンダが日本にやってきたのは1972年。1966年当時は公園の遊具になるほどメジャーな動物ではなかったはず。
・駄菓子屋のおじさん
「ウルトラマン…?」と言った後の表情、いいなあ。…ものすごく変なカオだし、しかもウルトラマンを知っているかのような…(笑)。この不思議な表情が劇中世界へ導いてくれる。二瓶正也さん以外には出せない味わいだろう。
・マドカ家のテレビ
カラーであった。日立の“ソリッド・ステート キドカラー”である。
個人的体験では、当時我が家は白黒テレビだった(日立がキドカラーPR用に飛行船を飛ばしたのは1967年…私が小学校1年生の時、体育の授業の時に実際に目撃した)。ダイゴの家は比較的裕福で、それゆえにアスカや我夢がダイゴの家に集まってカラーテレビを鑑賞したのであろうと解釈できなくはない。
(劇中のテレビよりゴージャスな19型の日立キドカラー。1965年発売で19万8千円。)
・ダイゴの夢
少年時代は「宇宙船の船長」という言葉を使っていたが、結局は「宇宙パイロット」になってしまった。せっかく日本丸なんだし、ここは当初の夢に合わせて「宇宙船の船長」にしてあげたかったところ。なお、少年時代のアスカか我夢のセリフでは「ダイゴは宇宙飛行士になるって」と言っていた。
・アスカの夢
当時はジャイアンツ9連覇(1965~1973)の時代で子どものほとんどがジャイアンツの帽子を被っていたが、アスカは子どもの頃からちゃんと大洋ホエールズの帽子を被っていた。それでベイスターズに入ったんだから、偉い。『巨人の星』でも、左門豊作のファンだったに違いないですたい。
しかも、大洋ホエールズはさらに昔松竹ロビンスと合併しているので、松竹への気遣いも感じられる…ホントかよ。
・冒頭のダイゴの出勤シーン
ダイゴに対し、ハヤタは「頑張れよ!」、ダンは「アロハ!」、郷は「ファイトファイト!」と声をかける。遅刻ギリギリ(結果、遅刻)なので、この程度の声援はアリだろう。が、北斗は「負けるなよ!」と…それはいくらなんでも大袈裟過ぎないか? 北斗が大袈裟、と言えば…。
・いちいち大袈裟な北斗
パン屋さんの時、ハワイアンを歌う時、トラックの暴走から子どもたちを守るときは普通なのに、ウルトラ的状況になるとイキナリ妙に力の入った演技になる。
「あの怪獣、なんて強いんだ!」というセリフとか「(ダイゴたちの)ウルトラマンを信じるまなざしが心に残っていたからだ!」というときの動き、それに変身シーンの“りきみ”は凄い。
平成チームがキングシルバゴンとキングゴルドラスを倒したときに「よし!いいぞ!」というところの動きなんか、昔のアイドルがチョコレートのCMに出ているみたいな…。
ただ、これは『ウルトラマンA』に詳しい方によれば「もともと北斗はそういうキャラだったから」とのことではあった。北斗のセリフそのものが“いかにも”でもあるし、確信犯なのかもしれない。
・モロボシ・ダン愛用の時計
ダンは、覚醒前から“ウルトラセブンG-SHOCK”を着用していた(森次晃嗣さんが普通に使っているらしい)。
ん~…。別世界でのかすかな記憶によって、ダンはセブンのファンだったのかもしれないが…。もし、覚醒して変身してみたら「ウルトラマンナイス」とか「ウルトラマンゼアス」だったりしたら、がっかりしただろうなあ…。
・郷秀樹一家の親子関係
アキは「メグもパパに似て来たわね」と言っている。
郷は「母さんはどうした…父さんが迎えに行ってくる」と言っている。
メグはアキに「お母さん」と呼びかけている。
…全員、呼び方が違うじゃんか!
・サンアロハへの集合
ハヤタ夫婦に続いて郷一家と北斗夫婦が入ってくるが、どう考えても入口の外で三家族は会っているくらいのタイミングである。なのに北斗は「あれ?僕らが一番最後?」と…。せめてワイプとかを入れてちょっとした時間の経過を表現しても良かったのではないか?
・ダイゴのネームタグ
“WELCOME TO YOKOHAMA”のストラップに付けられたネームタグには「ダイゴ」と書かれている。横浜市役所では苗字でなくファーストネームを…しかもカタカナで書くのか??? 蜃気楼を見るシーンで確認したところ、同僚の皆さんは(文字まで判読できなかったが)漢字表記だったぞ。一歩譲って外国人観光客相手なので特別に…ということであれば、せめてローマ字で「DAIGO」と書くのが親切であろう。…竹下さんの孫と混同するからかなあ?
そもそも、この劇中世界だったら、全員名前は漢字のような気がする。
・アスカの食事マナー(?)
ダイゴの「モロボシさんは…セブンに変身する」という言葉に、アスカは「♪テテ~ テテ~…ジュワ!ってか?」と2つのスプーンをウルトラアイよろしく目に当てるが、右側のスプーンは食事に使っていたもの。多分、カレーとかがくっついていると思うぞ。左側のスプーンは卓上のカゴから取り出したものだが、目に当てたあと、またそのカゴに戻している。どっちにしても、不衛生だよな。
・アッコの髪型
…前髪、下ろしてあげなよ…。回想シーンを見てそう感じた。
・キングゲスラの影
赤レンガ倉庫に影が映ってからキングゲスラとメビウスの姿が(ズームアウトだったかティルトアップだったかパンだったか…)明らかになるが、ゲスラの位置関係や光の向きからして、ああいう影は出来ないと思う。まあ、演出上敢えてそうしたんでしょうね。
(『横浜人形の家』での展示から)
・キングゲスラが爆発するシーン
その爆発にさりげなく入るダイゴのリアクション…ほんの一瞬であるがこういうカットが入ると本編とのつながりが滑らかになるんだろうなあ。
“つながり”と言えば、シーンからシーンへのつなぎに“セリフ前倒しつなぎ”がけっこうあったような…。「ダイゴのせいで、オレまで変な夢を見ちゃったよ」というところとか。
・ミライ君の“兄さん探し”
ダン、郷、北斗に対してはそれぞれ「セブン兄さん」「ジャック兄さん」「A(エース)兄さん」と、ウルトラマンの名前で呼びかけているのに、ハヤタに対しては「ハヤタ兄さん」と人間のときの名前で呼びかけている。ま、これは諸事情から仕方ないか…。
本来なら、夕子も「A姉さん」でも良さそうなものだが「夕子さん」だったなあ。せっかく夕子も覚醒したんだし、そのあたり敬意(?)を払ってやれよ、ミライ。
「僕です! ミライです!」というのも、この状況なら「僕です! メビウスです!」と主張して然るべきのような気がする。
・「G.I.G.!」の意味
ミライは「わかりました、の意味です」と言っているが、ホントは違う。
「GUYS Is Green」の略で、本来は「出動準備OK」みたいなニュアンスの言葉である。
もっとも、私もウルトラなお友だちとのメールなどでは「了解!」という意味で使ってはいるが。
・山下埠頭でのメビウスVSキングパンドン戦(その1)
まず、ダイゴが「あれは…パンドン?」と言っているが、首が完全に二つに分かれている形態というのは、オリジナルパンドンのNG版(高山造型までは二つに分かれていたが、現場で修正)もしくは平成セブンのネオパンドンである。どっちにしてもダイゴ、けっこうマニアだな。
さらに、ミニチュアシーンや実際の山下埠頭と比べ、メビウスとキンングパンドンが正面から向かい合うカットのCGによる背景…建物の様子にも広さにも差がありすぎる。
・山下埠頭でのメビウスVSキングパンドン戦(その2)
キングパンドンが口から吐く火炎、元町商店街やら横浜スタジアムまで破壊していたが、ダイゴが立っていた港の見える丘公園はもっと危険地帯だったであろう。そこでずっとメビウスの応援をしているダイゴ、さすがに勇気がある。
・山下埠頭でのメビウスVSキングパンドン戦(その3)
倉庫エリアをあれだけメチャメチャにした上に、アキに重傷を負わせた(と言ってもメビウスはそのことは知らなかったと思うが)にもかかわらず、ダイゴに“ナイス”サインを送っている余裕は何だ? TV版メビウスの第一話の“へたくそな戦い”の反省が活きていない。またリュウに怒られるぞぉ〜〜。
リュウと言えば、8兄弟の中で唯一ミライだけがパートナーが登場していない。で、その、ミライのパートナーと言えばコノミ隊員でもマリナ隊員でもなく…リュウになっちゃうよな…。五十嵐隼士さんも何かでそんなコメントをしていたような気がする…「リュウは勘弁してください」みたいな…(笑)
・山下埠頭でのメビウスVSキングパンドン戦(その4)
ミニチュアの看板に見える「鈴木鉄鋼」の名称は実際にあったものなのか、鈴木プロデューサーの名前を入れ込んだものなのか?
また、「宗特機」という、製作協力会社のトラックも見える。
・一部エキストラ
何度も出てくる場面で、カメラ目線飛ばしまくりの方が…。ちょこっとした視線の動きだが、スクリーンだと何センチも動く。横浜市の消防の皆さんの方がよほど立派に“演技”していた。
・屋外カフェでのシーン
このカフェはみなとみらい線の新高島駅付近。怪獣たちは山下埠頭とか元町とか中華街とか、そのあたりを破壊しまくっていたと思うのだが、このシーンで逃げている群衆は、まさにその危険地帯に向かっている。私なら逆方向に逃げる。
(“109シネマズみなとみらい横浜”に観に行ったら、そこがこのシーンのロケ地だった。)
・横浜市の対策本部
…階段の踊り場みたいなところに本部は作らないだろう普通。市役所内部に無線だの何だのが装備されている防災関連の設備が整った部屋は無いのか?
ついでに横浜市は大活躍していたが、自衛隊は何をやってる? 戦闘機をちょこっと飛ばしたくらいじゃイカンだろう。それに、お隣の横須賀には“とっても強い組織”が(以下略)。
・ダイゴがレナに決意を告げるシーン
何故かロケが横浜ではなくて多摩センターだったのはさておき(←これは別の方から教わった)、ダイゴが“D4やアスカ&我夢がウルトラマンだ”と言ったときのレナの反応が「今更夢みたいなこと…」。これはわかるのだが、その後のセリフが「あの時は自分から夢に背を向けてたくせに」とダイゴが宇宙船の船長への夢を捨てたことへと論点がすり替わっている。もっとも、このレナの勘違い(?)がその後の展開につながるわけで、まあ、良かったんじゃないでしょうかね。
・レナの放送
「ラジオ」と言いながら、どうも横浜周辺の防災無線から音声が流れていたようである。きっと、横浜市と協力したんでしょうね。それにしても、重要な災害情報を後回しにしてまで個人的なメッセージを伝えちゃうんだから、レナの度胸もシンジョウの判断も大したものである。
レナの「3分だけ時間を下さい!」という“3分”はウルトラマンの活動時間へのオマージュであろう。実際にはレナのメッセージはだいたい1分半。予定より短くまとめていた。偉いね、レナ!
また、当然と言えば当然の処理だが、それぞれが放送を聞いている場所によって音質が変えてある。そして、ダイゴが「ありがとう、レナ」というところでは特段の音質加工をせずにレナの生の声が流れているのはなかなかの演出であった。
・D4の動き
何故か、タイミングよく…しかも横一列に並んで戦いを見守ったり、ダイゴのもとに(いつの間にか)現れたり…思いっきり怪しい。影法師より怪しい。ダンがセブンG-SHOCKを着けていたことや暴走トラックのシーンの超人的な動きも含めて考えると、ホントはおじさんたち、自分たちがウルトラマンであることを初めっからわかってたんじゃないのか?
しかし、よくもまあ、“7人の勇者”がたまたま横浜にいたもんだなあ。前作ではD4が神戸にいたという必然性が描かれていたが…。
・ダイゴの覚醒
これは、品川プリンスシネマでのトークショーで、他のファンの方が質問したこと…。
“「7人の勇者の最後の一人は…僕だったんだ!」と盛り上がるシーンで、背景の観覧車の電飾も(バロメーターが上がるかのごとく)徐々に明るくなっていくのは、狙って撮影したものなんですか?”
おお、確かに!
この質問に対し、鈴木プロデューサーは「もちろん、狙いです」とかましつつ、「映画というのは色々な偶然が良い効果につながることが往々にしてあるんです」とのこと。宣伝の太田さんは「私は、タ〜イム・ショ〜ック! みたいだなあ、くらいにしか思っていませんでした」と。
しかし、凄いところを観ている人がいるなあと感心。
・覚醒した時のハヤタのセリフ
設定上辻褄が合わなくてもいいから、あのシーンは「アキコ」ではなく「フジくん」と呼んでほしかった。せっかくアキコが「ハヤタさん」と呼んでるんだし。
なお、事前情報での設定だとハヤタは“ハヤタ・シン”となっていたが、結局ボツになったようだ。黒部進さんが大いに違和感を持たれた、という話もあるし、“アスカ・シン”と近くなっちゃうからかな?
・アイスラッガー
…回転して飛んではいけない。ご丁寧に「ヒュンヒュン」と回転音まで…。
アイスラッガーは物理的に飛んでいるのではなく、セブンの念力みたいな能力によって飛ぶのだ。切断能力もエネルギーを注入して初めて加わるらしい。
せめて、8つに分裂(イリュージョニッック・スラッガー)してから初めて回転が加わるというパターンにしてほしかった。
裏情報では、どうもCGスタッフの中にもウルトラをよく知らない方がいたようで、ブーメラン状のものは回転して飛ぶという先入観があったらしい。
八木監督もこのCGが上がって来たとき「本当はアイスラッガーは回転しないんだけどね」と感想を述べていたらしいが、これもアリかな、とOKを出したとのこと(ULTRASEVEN Xでは回転していたし…)。
・グリッターバージョン
これは、ウルトラなお友だちの一人であるUMAXさんの指摘で気づいたことであるが、イキナリ単なるパワーアップとして全員グリッター化している。ちょっと安易すぎないか? もっと段階を経るとか、何らかの必然性を持たせるとか…。
せめて影法師に対抗して、応援している人たちの思いが集まってくるというシークエンスを挟み込んで“光になる”という理由付けが欲しかった。あ、今回、子どもたちがメインの応援シーンって無かったなあ。
・夜明けのシーン
影法師との戦いはまだ暗いうちに終決したと見られるが、8兄弟は「また朝が来た」という時間帯まで全員変身を解かずに(しかも横一列で)ずっと立っていたのかな…。
なお、この世界のウルトラマンは3分という活動時間の縛りは無いらしい。
・我夢の記者会見シーン
反重力システムを実用化した、という記者会見…そのまま新聞の記事になるところ…、声は入っていないが口の動きはちゃんと「高山我夢です」と言っている。
・日本丸出航セレモニー
国連事務総長が出席していたのはいいが、NASAやJAXAの関係者もあの場にいて然るべき。外国人の主賓は見当たらなかった。また取材も地元放送局1つだけというのも寂しくないか?
ところで、私はこのシーンにエキストラとして参加したのだが、このセレモニーに招かれた人たちって、設定上どんな人たちなんだろう?
・日本丸のシーンの藤宮の服装
スーツのボタンを三つ全て留めていた。着方が間違っている。例えこういうレセプションというシチュエーションであっても、スーツの一番下のボタンは言うなれば飾りボタンで、外しておくのが正しい。
まあ、藤宮のこだわりの着こなしであると解釈しておこう。
・日本丸による宇宙航行
“反重力”システムだけじゃ宇宙航行…特に亜光速とかワープは無理なんじゃないか。基本的には(リパルサー・リフトだったとしても)惑星の重力圏内での浮揚&推進システムなわけで…。もっとややこしいシステムという設定にしてあげれば良かったのに。例えば、銀河を離れた14万8千光年の彼方にある惑星の女王が、妹を使者にしてタキオン粒子を使った波動エンジンの設計図を送ってくるとか。
(波動エンジン)
さらに、『てれびくんデラックス』によれば、改造日本丸は帆の代わりにソーラーパネルを張っているらしい。メインのエネルギー源が太陽エネルギーだとすると、恒星間航行はキツい。
それにしても、あの戦いの後は、覚醒したメンバーはもう変身出来なくなったのか? 手っ取り早くウルトラの星に行くなら、“ウルトラマン状態”の方が楽なような…。まあ、ダイゴ&我夢の夢を叶えるためには人間状態でないと意味が無いわけだが。
でも。ダイゴと我夢はいいとして、プロ野球選手を目指していたアスカが一緒なのは、やっぱり世間一般でも彼らがウルトラマンであるという認識があったからなんじゃないか?
・日本丸に同行するウルトラメカ
これらのメカを誰が作ったのか明らかではないが、夢と遊び心で作ったことは間違いない。だったらもう一押し!
オリジナルの設定で宇宙を飛べることになっているのは、ウルトラホーク1号とタックスペース。どうせなら、ビートルもハイドロジェネード・サブロケットエンジンを着けた宇宙仕様にしてあげて、マットアローはスペースアロー(マットスペース)にしてあげても良かったのではないか。
さらにどうせなら、それぞれの隊員服を着せてあげてほしかった。アキのMAT隊員服姿というのも観てみたかったし。…そう言えば「流星1号」は完成したのかな…。
しかし、真っ先にワープ(?)していったのはタックスペース。きっとダイゴは自分が最初に前人未到のエリアに行きたかったに違いない。でも、仮に私がこのシーンを演出したとしても、あの順番になるだろうなあ。
・子どものツッコミ
こういう映画は、多少騒がしくても観ているお子さんが「あ!ティガだ!」とか反応している雰囲気も含めて楽しい。
影法師が登場してちょっと後の時だったと思うが、「今、なんかいた!」「ほらまた!」と叫んでいた子どもがいた。
…うんうん、がめんのすみずみまでよくみてるね。たしかにみぎのすみっこで、なにかくろいものがうごいたよね〜。でも、あれはえいがのフィルムのリールをかけかえるタイミングを、えいしゃきをそうさしているひとにしらせる「チェンジマーク」というものなんだよ。あやしいヤツじゃないからしんぱいしないでね。
フィルム上映の場合、1本の映画は何本かのリール(ロール?)に分けられて映画館に持ち込まれる。
映写室では2台の映写機を使い、1本目のリールが終わったところでその映写機をサッとシャッターで覆って、2本目のリールがかけられたもう一台の映写機のシャッターを開ける。これを繰り返すのだ。そのタイミングを示すのがチェンジマークで、フィルムの終わりに2回出る。1回目は“予告”で、その6秒後(だったと思う…)に出る2回目が“今だ!”という合図になる。
1度だけ、そのお手伝いをやったことがある。…めちゃめちゃ緊張したぞ。
劇場によっては、全てのフィルムを1本にまとめちゃって手間を省いているところもあるらしいが、上映が終わったらまた元のように分割して返さなくてはいけない。また、現在は自動切り替えシステムなんていうのもあるらしい。
映画が全てデジタル上映になったら当然チェンジマークも無くなるので、観たい方は今のうちに…。
・アンヌ
『太陽エネルギー作戦』(1994)や『私が愛したウルトラセブン』(1993)の時より、今の方が可愛くて色っぽい。女優さんて、凄いんだなあ。
・“始球式のアイドル”
個人的にはULTRASEVEN Xのエージェント・エス役よりこっちの方が好き。
・メグ
可愛い。
・コノミ隊員
出て無い。
・主役
ダイゴはもちろんだが、随所にハヤタも“主役”であるという演出が見られる。実娘のレナもいるしね、ということもあろうが、とにかくメインのヒーローはこの二人。一番わかりやすいのは、全員が変身した時に初代ウルトラマンが「行くぞ!」 それにティガが「はい!」と答えるところか。
そう思うとですね。
ウルトラマンを取り巻くオトナの事情が無ければ、この映画は三部作くらいで観たかった気もする。
第一作はダイゴとハヤタが出会い、二作目でもパレラルワールドが交錯した様々な出会いがあり、最終作が『大決戦!超ウルトラ35兄弟』…は多過ぎるか。
で、その最終作では我々観客がいる世界も織り込まれていくというのはどうか? もっとも、それは推理小説の世界の「読者が犯人」という課題に匹敵する難問かもしれないが。
なお、以下は“お約束”なのでツッコんではいけない項目である。ミュージカル映画に「喧嘩をしに行く時に歌ったり踊ったりするか?」とか「山の上でギター1本で歌っているシーンなのに、何故オーケストラの伴奏が?」とツッコむようなものなので…。
・夜のシーンで怪獣が暴れているのにビルの照明が灯っている。
無いと寂しいから。
・真空の宇宙で色々な音がする。
無いと寂しいから。
・カメラの露出をウルトラマンや地球に合わせたら、星なんか写らないはず。
無いと寂しいから。
・もの凄く遠くにあるはずの星が、ウルトラマンの飛行にあわせてビュンビュン動く。
無いと寂しいから。
で。
実戦に必要なのは「7人の勇者」だけだったとしても、他のウルトラマンは覚醒しなかったのか?
脚本の長谷川圭一さんは上記品川プリンスシネマでのトークショーで「本当なら、全部のウルトラマンが覚醒してもいいんですが、収集がつかなくなるので」とおっしゃっていた。そして、「ズーラシア(横浜の動物園)でムサシがリドリアスの世話をしていたりね」というネタも披露。
変身せずとも、いろんな人がレナの放送を聞いて“本当の自分を思い出す”ようなシーンのカメオ出演があったら嬉しかったのだが。
ペギー葉山さんは自分がウルトラの母であったことを思い出し、北欧ではサンタクロースにウルトラの父の記憶が蘇り、大船では観音様がユリアンであったことを…。
覚醒して欲しかったキャラ(俳優さん)は多々いるが、まあ、それは言いますまい。
…でも「伊武雅刀覚醒シーン」なんてもの凄く迫力がありそうだよなあ。
てなわけで、完全に思いつきの羅列で、オチも何もない記事になってしまった。記憶違いや認識不足もあると思われる。スイマセン。
なお、次回のツッコミ記事は、CGについてごちゃごちゃ言う予定である。これもきっと面白くないぞ。
感動しながらよくそこまで見ていられますねぇ。
自分は考えているのは、反重力システムエンジンは、重力制御で空間を歪ませ、ワームホールを作りワープするどこでもドア・・・理論的であるか否かは如何でもよいことと思っておりますので、理屈っぽければ良いかなと。
TFCBBSに書いた論旨・・・ダイゴやアスカや我夢は1961年生まれ・・・からするとアスカがベイのリリバーになった時はオールドルーキーだし、日本丸で出航する2009年には48歳と、我々の世界の現役、ベイの工藤公康投手より年長ですので、ダイゴや我夢と一緒に行くため野球選手を休業した・・・かは定かではありませんが・・・
明日、名空のウルトラマンCLUB行くので寝ます。続きは後日。
by オビコ (2008-10-25 01:15)
ながぃ~~~~(-_-;)
でも、全部読んだぞぉ~~
確かに横須賀には「もっと強い部隊がスタンバってます」
自衛隊より出動が速かったりして・・・
あ、マックは出動しませんからねぇ~
私は結局、前売り券を残したままになりそうです
(まぁ~これも記念の品になるかなぁ~)
by マック&シュンカナ (2008-10-25 01:24)
長っ!で、凄い!!お疲れさまでした~☆
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟の続編的なニュアンスも
ありましたけど…比べられてしまう作品ですよね。
駄菓子屋で、子供だけでラムネを飲むのは、ちょとボンボン(死語)だし
金銭も時間も余裕ある時しか、飲まない気がしました(^^;
キドカラーの飛行船は、Qちゃんも何度も見上げてました~♪
高い建物が無かった時代の宣伝ですね!アドバルーンとか(^^;
7時の放送見るのに、7時にスイッチ入れるのは
当時の感覚では、ありえないですね。
北斗は元々、どこかの元テニスプレーヤーみたいな
熱いキャラなので、確信犯で正解です♪(笑)
アイスラッガー回転して飛んだら、セブンXですよね(^^;
なんか強力な技が欲しかったのなら・・・やはり8人での
スペースQの方が、敵キャラ的にも良かった気がします。。。
ハヤタとアキコの会話は、Qちゃんも見て直ぐ…おかしい?と思いました。
桜井さんも、あれはアキコは言わないと言ってましたけども
正体を知ってたとしても(別人かは別にして(^^;)「ハヤタさん、御願い…」
くらいしか言わないのが、フジ・アキコなんだけど…
フジ隊員が、ウルトラマンにヒーローなんて絶対言わないです。
TACスペースは、遡れば…Aで、地上(空)で、活躍してる事が
そもそも問題で…推進力が居るのに水中から出てくるし(笑)
今は、よほど古い映写機の所以外は、マークが出ても1本だと思います。
と、言うか、セットで2本買う(借りる)のが通常で、巻き戻しも丁寧にするので
ほぼ、同じ時間を必要とする為、1日の上映奇数回が同じフィルムです。
予算の無い映画館だと、上映時間に間がある所は巻き戻し時間です(^^;
by Qちゃん (2008-10-25 09:27)
「なぜ、この時期にパンダ?」な映画といえば・・・
東映実録ヤクザ映画『仁義なき戦い(’73)』で、リアル・リュウのパパが演じた坂井鉄也がおもちゃ屋の前で射殺されるシーンで、そのおもちゃ屋の店先にあったのがパンダのぬいぐるみ。
映画の時代設定は昭和34年・・・
前年公開の東映長編アニメ第1号『白蛇伝』にパンダが出てきたとはいえ、パンダのぬいぐるみというのは・・・。
てなツッコミを入れたら、「観客に芝居ができるんか?観客にカメラが回せるんか?観客やったら観客らしゅう、おとなしゅうワシらの芝居を見とったらエエンじゃ!!」とすごまれそうなので止めとこう^^;;
by John-Jin (2008-10-25 19:00)
>オビコ様
「泣き」が入るのは覚醒シーンだけなので、あとは普通に(?)楽しんで観ています。平成チームの覚醒で感動するのは、きっとパラレルワールドには平成作品もちゃんと観ている私もいるからでしょう。
そうか、オビコ(伝承)説だと、あの3人は私と同い年…。だったらアスカも現役引退してコーチになるかウルトラの星に行くかという選択を迫られたのかもしれませんね。
※オビコ(伝承)説…1966年当時3人は5歳で、劇中でのバトルは1996年頃、ラストは横浜開港150周年の2009年という設定。なおかつパラレルワールドとは時間軸が異なるというもの。
by studio7 (2008-10-25 20:00)
>マック&シュンカナ様
この記事はブログ開設以来最長かもしれません。お読みいただき、ありがとうございます。
あ、“横須賀のとっても強い組織”とは、マックさん一家のことです。「最強兵器カナエ」を装備してますからね〜(笑)
by studio7 (2008-10-25 20:04)
>Qちゃんさま
確かにデパートの屋上にはアドバルーン、という時代だったような気がします。
キドカラーが“ポンパ”と称してスイッチを入れたらすぐに映像が出るテレビを出したのはいつのことだったか…? C11が引っ張る(実際には駆動力は無かったので電気機関車が牽引していたような…)「ポンパ列車」を武蔵境に見に行きました。
アキコのセリフに漠然と違和感を感じていたのですが、Qちゃんのコメントでスッキリしました。「あなたは本物のヒーローよ」…フジ隊員なら言わなそうですよね。
私が映写の手伝いをしたのは20年近く前でしたから、今はずいぶん違うんでしょうね。巻き戻しは手動の機械でやってました…「下手にやるとフィルムが切れますからね」と脅されながら…。16mm映写機の講習に通ったことも今思い出しました。
by studio7 (2008-10-25 20:23)
>John-Jin様
言われてみると、リアル・リュウはお祖父さんもお父さんも“戦うヒーロー”というご一家ですね。もっとも、私がお祖父さんを観たのは『素浪人花山大吉』くらいで…リメイク版ではお父さんが演じてましたから、次回のリメイクはリュウが演じることでしょう。
関係無いですが、単発テレビドラマ『シャボン玉を作った男たち』では、宮川泰先生の役を宮川涁良さんが演じてましたっけ…。
『白蛇伝』…ああ、出てましたね、パンダ! 中国の物語ですもんね〜。確かウチにDVDがあったような…と思って今探したら『西遊記』でした…。
ウルトラマンなら、ファンのくだらないツッコミも暖かい目で見てくれると思います。…SWにツッコミを入れると、フォースでやられる前にファンの皆さんから袋叩きに遭いそうな(^^;
by studio7 (2008-10-25 20:42)
>考えられるとすれば、大きさではなく、数だろうか。もともと数が多い設定のバルタン星人が大挙して押し寄せてくる、とかね。まあ、予算的に無理とは思うが。
ウルトラマンマックス 第34話『ようこそ!地球へ~後編 さらばバルタン星人』で、無数のバルタン星人を迎え撃つ為、マックスも無数に分身!!
TV的にはOKでした。
バルタン星人は美男美女だったという飯島監督の裏設定の一部を引用してます。(バルタン星人の裏設定は、何の書籍が一番詳しかったっけ???)
by NO NAME (2008-10-25 22:11)
本日、7回目の観賞に行ってきました。
行く前に、こちらを拝見してしまいニヤついてみてしまいました(笑)
おぉ、本当だ郷一家は普段どう呼び合ってるんだ!とかとか。
にしても、今日やっと気になったのがせっかく記憶が覚醒したのに
戦いが終わったら、完全にミライを無視している兄さんたち・・・。
せめて一言、なんかいってやれよ・・・と。
アスカと我夢は仕方ないにせよ、兄さんたち・・・冷たいぞ・・・。
と思ってしまいました。
リドリアス~っていっているムサシとか、この時代でも何か硬派にいきてそうなフブキ隊員とか、アイドルなのに突然各党に目覚める、エージェントエスとか
いたら面白いですね。
・・・・あれ、そうなるとセブンだけいろいろ現れちゃうんでしょうか?
by 蒼 (2008-10-26 00:08)
>どなたか…
わ〜、やはり既にやってましたか(^^;)
“細かいヤツが沢山”というパターンも『ガメラ2 レギオン襲来』でやっちゃってますしね…。
バルタンが美男美女…確かにどこかで読んだかインタビュー映像を観たか…という記憶があるような無いような気がします(どっちだ!)
形状の考察だけなら『バルタン星人はなぜ美しいか』(小林晋一郎 朝日ソノラマ)が面白かったです。
by studio7 (2008-10-26 00:25)
>蒼様
あ"〜、確かにミライ君、もっとかまってあげなよ、と思いますね。みんな「兄さん!」と言われた時には(結果として)冷たい反応だったわけで、そのフォローをしてあげないと…。
でも、自分の世界に戻ったら、きっとリュウが元気づけてくれるから大丈夫でしょう(笑)
セブンは…当然カザモリ君とジンも覚醒ですね〜。それぞれがまた異なったパラレルワールドだからややこしくなるでしょう。
一方で、ハヤタはトミオカの記憶も一緒に蘇っちゃったりしてオロオロ。万城目もタケナカとして覚醒したり、シンジョウがカジ参謀として覚醒したり…。あ、TYCOONでハワイアンを見ていたお客さんも満田監督として覚醒して現場を仕切ります。
by studio7 (2008-10-26 00:46)
すみません、後日楽しみに読ませていただきます・・。
by みぃ パパ (2008-10-26 21:25)
>みぃ パパ様
そうですね、映画をご覧になる楽しみも減ってしまいますし、とにかくこのブログ記事は私の偏見だらけですので(笑)
鑑賞なさったら、是非「闇」な感想を伺いたいです(^^)
by studio7 (2008-10-26 23:59)
これだけの感想?を文章にできるのだからすごいです。
自分は7回見ました。毎回着眼点が異なり、7回全部(7回目は睡眠2時間で行ったので、途中で寝てしまったが…)楽しめました。
studio7さんの言う、ミライ君が「ハヤタ兄さん!」と呼ぶシーン、確かに違和感はあるのですが、前作の時にハヤタがミライと神戸で会うシーンで「地球での名前は…ハヤタだ!」と自己紹介している点を引き継いだのではないですかね。確かハヤタ以外のD4は名前を言ってないはず。もちろん諸事情?もあるんでしょうけど。
アイスラッガーは回転しないですよね~
なんですが、みなさん言うセブンX時は回転しています。あれはダンではないですけどもね。
ちなみに付け加えると、同じセブン系のウルトラマンマックスにも「マクシウムソード」という、アイスラッガーとほぼ同じ武器があります。もちろんウルトラ念力で操って攻撃します。その本編の中にエレキングと戦う回があるのですが(しかも主役のカイトは変身アイテムをピット星人に盗まれる)フィニッシュに「マクシウムソード分裂シュート」だったっけな、そんな技を使ってます。イリュージョニックスラッガーと全く一緒です。これをマックス一人でやってのけています。今回の映画では、8人のウルトラマンが一斉に光線発射までしたのにねぇ。
そしてこの回の監督・特技監督は八木毅さんです。監督いわく、マックスは最強最速なのでバージョンアップはしないそうなのですが(平成シリーズではほとんどのウルトラマンがバージョンアップしているのに)全てをつなげると、ウルトラマンマックスが最強!なのかもしれない!?
自分がはじめにこの8兄弟を見た時に、「マックスの技のパクリジャーン!」と思いました。が、八木監督だし、ありかな~なんて思いました。ついでに言うと、マクシウムソードも回転しています。
というわけで?この機会に、ウルトラマンマックス27話「奪われたマックススパーク」を、参考までにご覧ください。
by チビセブン (2008-10-27 21:12)
名前書いて無いじゃん。
マックスは、2026年の設定ですので、メビウスの方が先輩です。
本放送を観た方はご存知と思いますが、DVD化されない第40話『ウルトラの未来へ』のラストシーンで、カイトとミズキ隊員の孫が、銀河系の探索で宇宙に旅立つのクレジットが2076年になっているからなのですが、マックスの最後の方では、既にメビウスの番宣が流れ、ウルトラの星から来ることになっており、ウルトラ兄弟も再登場することが判っておりました。
2作連続M78星雲系ウルトラマンかと思っておったのですが、突然20年も先の話となり、セブンの40年後の続編である、あのメトロン星人再登場の第24話『狙われない街』が、整合性が無くなるという・・・よくあることか。
by オビコ (2008-10-27 22:17)
グリッターの件は、UMAXさんもTFCBBSの方に書かれましたが・・・
ティガファンである自分も同感であり。、ここで貴兄が書かれているのをコロッと忘れて、レスしてしまった。謹んでお詫び申し上げます。
ぶっちゃけた話。
巨大暗黒卿を、貴兄はSWからみておられたが、自分はキリエル人(ビト)にしか見えなかった。あの服に類似したスタイルでキリエル人(ビト)が第25話『悪魔の審判』と最終回『輝けるものたちへ』で登場する為、頭の中では巨大暗黒卿は完璧にキリエル人(ビト)に設定されております。
この2話は話の中で類似しており、25話では懐中電灯や車のヘッドライトという物理的手段でティガに光を与えるのですが、最終回では子供たちの諦めない想いが希望の“光”に昇華することで、当時ウルトラ31年の歴史の中(今でもですが)で最も大号泣したシーンとなりました。
ですのでギガキライマの出現シーンは残存思念の集合体として登場し、TDGにウルトラ兄弟が参戦し倒し、そこで『畏れよぉぉぉ』とばかり巨大暗黒卿が出現超8兄弟をピンチに陥れ、そこへレナやリョウやアッコ、横浜市民の諦めない“光”が超8兄弟に注ぎ込み、グリッター超8兄弟となれば自分も大号泣するぞ。
by オビコ (2008-10-27 23:26)
>チビセブン様
何度見ても面白いことは間違いないです。ウルトラに魅せられし者のサガでしょうか(笑)
久々の誘惑コメントをありがとうございます。
マックスは4・5・6巻(11話〜22話)だけDVDを持ってるんですが…やはり他も観ないとダメか…。
カイト君のキャラのせいか、まさかマックスがそんなに強いヤツだとは知りませんでした(^^;
by studio7 (2008-10-28 00:12)
>オビコ様
まず、グリッターに関しては本文にも書いたとおりUMAXさんに言われてナルホドと思ったことです(公開初日でした)。
その時の会話で、私は「様々な矛盾には目をつぶってでも敢えて“お祭り”に徹していた」という感想を述べたと記憶していますが、そのあたりは今も変わっていません。スタッフの皆さんの「おう、どんどん突っ込んでくれい!」というくらいの気概(?)すら感じます。
さらに穿って考えると、ファンによる「あそこはこうして欲しかった」という声をガンガン出させるため…旧円谷の残存思念を新円谷に対してファンに代弁させるべく仕組まれたものだったりして…(笑)
影法師については、デザインの酉澤さんが『てれびくんデラックス』で「衣装さんにとりあえず何か描いてと言われて」とコメントなさってますね…。「普通でいいから」と言われたとも。
光に対する存在としてはちょっとイメージが弱かったような気もします。
by studio7 (2008-10-28 00:37)
いや~~、すみません、まだ全部コメントまで読めていません。
しかし凄い突っ込み内容ですね~。
印刷して、手元に持って映画を鑑賞したいって思います。
もちろん、マーカー持参です。
だけど、こう見ると突っ込みどころ満載ですね。
これはこれで、また違った楽しみが出来るので、ここまで掘り下げるとまた違う世界が見えてくるんですね~。
マジで関心しちゃいます。
by ケイパパ (2008-10-28 23:59)
>ケイパパ様
いや〜〜、すみません、観にいくたんびに帰ってから忘備録のように書き留めたものをほぼそのまんまダラ〜〜〜〜っと載せただけなので…。
「ツッコミどころ=見どころ」という面もあるのでその都度楽しめる映画になっていると思います。特段掘り下げているわけではなく、面白かったりとか「あれ?」と思ったものを羅列しました。
平成作品に詳しい皆さんは、また異なった視点があるのではないでしょうかね〜。
by studio7 (2008-10-30 21:50)
いやー、今回の記事はツッコミというよりも映画の資料の一つとして通用しそうですな!結局、私は本日で11回目の鑑賞です(笑)11月はじめ頃まで上映する劇場もまだあるそうなので(といっても一日一回ですが)もう見られるだけ見ますよ!
あと私としては心残りなのが、ロケ地の真っ只中にあるワーナーマイカルシネマズみなとみらいで見られなかったことですね。映画を見終わったところで目の前にロケ地が!なんて最高ですよ。そしてロケ地といえばこの前、映画を見に行った帰りに北斗のパン屋さん、ポンパドール元町本店に行ってきました。ミライくんが入ってきて「エース兄さん!夕子さんも!」と言っていたシーンを想像しつつお茶をしたりして(笑)次はサンアロハを制覇です!
by 清水 (2008-10-30 22:37)
>清水様
私も「やはり1度は横浜で見なければ」と思いました。が、やはりワーナーマイカルでは見ることができずに109シネマズみなとみらい横浜で…。「あれ?どっかで見た光景だなあ」と思ったらロケ地だったのはラッキー!
私はもうDVD待ちかな〜とは考えていますが、もう1回劇場で観たい気もします。
by studio7 (2008-10-30 22:48)