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NHK BS『熱中夜話〜ウルトラマン・ウルトラセブン』(前編) [ウルトラ]

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 渋谷である。NHKである。前回と書き出しが一緒だが、気にしないように。

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 番組の担当ディレクターから、“放送前のネタバレ記事は書かないでくれ”というメールをいただいたので、現在、どこまでが“ネタバレ”に該当するか確認中。とりあえず、どんな番組であるかのアウトラインは、番組ホームページをご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/nettyu/index.html

 なので、今回は私が何故NHKに赴くことになったのかを記録。
 同番組をNHKから制作を任されている株式会社アマゾンは、番組で“語ってもらう30人のファン”を探していた。主にネットでファンサイトを開設している方やブログを開設している方を当たっていたらしい。

 そのファン探し活動のひとつとして、1月30日にアマゾンのディレクターが、猫七さんという方のブログに協力を呼びかけた。

 猫七さんは「円谷プロファンクラブ(TFC)」の会員ではないのだが(今はね!)、何故か会員(おじさんばかり)がたむろしているブログになっていたもんだからさあ大変。ディレクターの投稿を読んだ皆さんは猛烈に番組協力のために動き出した。

 何たって、天下のNHKがウルトラマンとウルトラセブンを取り上げてくれるのだ。ファンとしては、是非、その魅力を広く伝えて、円谷プロがこれからも「子供たちに愛と夢を」送り続けるためのステップとなるような番組にして欲しいではないか。

 たまたま、私は以前仕事でアマゾンのスタッフとご一緒したことがあった。その気安さもあり、取材担当ディレクターに直接連絡をとった。
 何回かメールを往復しているうちに「知り合いのTFC会員を集めて事前取材が出来ないか」との依頼があった。
 う〜ん。
 連絡をとれる方は何人かいる。そのどなたも各種イベントへの参加や会員用掲示板などで積極的に活動なさっている有名会員の方ばかり。しかも老若男女、のめりこみ方も様々なのでメンバーとしてはベストであろうと思う。
 だが、私は会員になってから4カ月の新参会員。そんなのがお声をおかけして皆さんが集まって下さるのだろうか? また、私が知っている範囲の方々ということになると不公平になるのではないか…。

 そこでまず、TFCのご意見番である名古屋の妖怪…いや、大物重鎮会員・オビコ師匠に連絡を入れた。
 最低でもこの方がいらっしゃらなくては話にならんと思ったことがひとつ。
 上京なさる大物をお迎えするために他の会員の方が集まって下さるのではないかと思ったことがひとつ。
 さらに、上京スケジュールに合わせて集まれる方が集まった、ということで不公平感が多少拭えるのではないかと考えたことがひとつ。

 まあ、結果オーライといったところ。
 急な呼びかけであったが、相当な方々が参集して下さった。また、この日集まった皆さんは全員番組収録に登場することとなった。

 一方で、担当ディレクターから送られてきたアンケートを、TFC会員ばかりでなく、学生時代の漫画サークルOB会のメーリングリストに流したり、“そっち系”の知人にバラまいたりして協力を仰いだ。

 微力ではあるが、番組に多少の力添えが出来たのかな〜とは思う。もっとも、前述のように我々を動かしたのは猫七さんである。ご本人がどう認識されているかはともかく、事実上後で糸を引いていた影の大物! 

 さて、そんな経緯で私も「収録への参加を」というお話をいただいた。

 が。

 「テレビに顔を出す事、此、慎むべし」というのが室町時代から続く我が家の家訓である。江戸時代末期に調子に乗ってテレビ出演した祖先は苗字を剥奪されたらしい。…ということにして、顔出しはご遠慮させていただいた。
 本当のことを言うと、仕事の関係で地元のケーブルテレビの取材を受けたことはあったし、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアに実名で出たことも何度かある。しかし、それはあくまで業務命令に従ったもので、私個人の立場では無い。
 根っからの目立ちたがり屋ではあるのだが、“クラスの中で目立つ”のが限度…つまり40人前後の中で目立つなら良いが、それ以上となると臆してしまう性質なのである。社内広報ですら顔出しを断ったくらいである。
 また、イベント等に関しては裏方が大好きで、出るくらいならスタッフとして関わった方が楽しいという趣味だったりする。

 そこで、ディレクターに「協力者ということで収録“見学”をさせてくれ!」とワガママを言った。
 幸いにして影の大物・猫七さんも顔出しNGだったり、その他諸般のしがらみもあったようで、別室が用意されてそこで収録の様子をモニターで見学することが許された。

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 別室、と言っても30人のファンの控え室(ここも実際にはスタジオである)兼用。だが、収録スタジオからこの部屋までケーブルを這わせ、モニターと立派な音響機器が設置されていた。こんなにデカいスピーカーでウルトラな音楽を聴いたのは初めてである。…モニターはもう少し大きくてもムニャムニャ…。

 結果として、モニター見学参加は大正解であった。
 収録が始まると身動きがとれない顔出し前線組と異なり、後方支援部隊は途中で水分補給や水分排出も自由に出来て楽だったし。
 何より! モニター用スピーカーと言うにはあまりにも立派なスピーカーからは、収録スタジオのマイクが拾った全ての音が流れてきて、スタッフ同士の緊張感あふれる会話やら何やらまで全て聞こえるのである。そのあたり、顔出し組には聞こえていなかったようなので、別の意味で番組制作の臨場感を味わうことが出来たのだ。裏方ファンにはたまらないポジションである。

 また、一歩引いて客観的な立場で皆さんの発言を伺いながら、ツッコミを入れたり爆笑したり…と無責任に楽しめたこともありがたい。…と言うか、ズルっこいですけど。

 そんなわけで、担当ディレクターからの“ネタバレの限界”連絡を待って、次回に続きます。
 
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オビコ

 いつから自分って“TFCのご意見番である名古屋の妖怪…いや、大物重鎮会員・オビコ師匠”になったの???まぁオビコは妖怪ですが、または注連縄しているので神さまかもしれませんが・・・ティガのオビコのことですが・・・

 今後公式のなりそうなのが“ウルトラ最年長ファン”ですかねぇ。

 あとみんなが姓で呼び合っても自分は“オビコ”が面白いですねぇ。

 以下解禁待ち・・・
by オビコ (2008-03-18 00:38) 

studio7

>オビコ様
 >いつから自分って“TFCのご意見番である名古屋の妖怪…いや、大物重鎮会員・オビコ師匠”になったの?
 →私の中では“始めっから”です(^^)

 誰も本名で呼ばない、というのも“オビコさん”としての存在感の強さを示す証左ではないかと。

 今回の番組でコメンテーターをなさった“あの方”と同い年とのこと、私の世代はそうしたお兄さん達の後ろ姿を追って現在に至ります。
by studio7 (2008-03-18 18:34) 

マック&シュンカナ

オビコさん(笑)ヽ(^o^)丿
自分も苗字で呼ばれるよりほとんどが「マック」ですよぉ!
実はそっちの方が嬉しかったりして・・・

自分は「ウルトラな先生」と同い年くらいかな?
って、誰もわからないやん!!

あぁ~~でもこのレビューを読んだら、もう一度「裏方」でみたいですね。

先日、「とあるイベント」(あっ、もしかしてsukekiyo7さんと一緒だったかな?)
で裏方でしたが、私は「裏も表も」大好きなので・・・

もう、両方見ないと気が済まない「たちが悪い人間」です。

本放送が楽しみにです!

それにしても事の経緯を知っていたとはいえ、あらためてstudio7さんと
猫七さんに大感謝です!

おっしゃるとおり深山Dが猫七さんBLOGに書きこまなければ
ここまで集まらなかったでしょうね。


by マック&シュンカナ (2008-03-18 19:07) 

studio7

>マック&シュンカナ様
 マックさんも本名よりも“マックさん”ですね〜。会話の中で本名が出ても一瞬「えっと…ああ、マックさんか」と変換しております。

 私は傀儡師・猫七さんに操られていたブースカくんみたいなものです(半分冗談、半分真実)。
 面白そうなことには顔を突っ込まずにはいられないんですよ。好奇心には勝てません。さらに一番おいしいトコをさらっていくのがstudio7流…劇場版メビウスのゾフィーとタロウみたいなヤツです。
by studio7 (2008-03-18 19:49) 

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