ウルトラ作戦第2号 Vol.5 [ウルトラ]
今回、“ウルトラマン変身シーンパースフィギュア”作成にあたり、久々に電動ツール…ペンタイプのルーターを使うことにした。わかり易く言うと、歯医者さんで「キィーーーーーン!ガガガガガガ」とやるアレみたいなものである。
お道具箱から出し、電源をつないでスイッチオン!ワン・トゥー・スリー!
………………。
動かん。しかもACアダプタが妙に熱を持っている。こいつはヤバい。
思えばコイツを買ったのは、今の前の前の前の職場にいた頃。小渕さんが『平成』と書かれた紙を示したちょっと後くらいだった。取説に書かれたメーカーの住所の郵便番号は当然3桁。
本当は、別にルーターが無くても根性があればなんとかなるのだが、私に根性は無い。本当は金も無い。
が、買った。
「WAVE/ウェーブ」のハンディルーターMk.1-AC。
これまでのルーターの先端ビット(用途に応じて交換する各種ヤスリ)は、本体に指で押し込むという、よく考えたら不安定な方式であった。が、今回は“三爪チャック”でしっかりくわえ込む。しかも直径2.35mmと3.0mmに対応しているので、用途も広がる。
…いえ、自分への言い訳です。
おかげで作業はサクサクと進む…はず。
だいたいの形状が出来てから、筋肉や骨・筋が出っ張っている部分を足したり削ったりしていくわけだが、そのあたりの構造を私はよく知らないのだった。
本来ならせめて基本の形を作る段階でちゃんと調べるべきだったのだが、この期に及んで改めて解剖図を眺めたりポーズ集を眺めたりと、泥縄作業。しかし、その手の本を見ても“あのポーズ”になると筋肉がどういう状態になるのかわからない。このままだと、『聖(セント)マッスル』みたいな謎の筋肉男が出来上がってしまう!
仕方があるまい、自ら一肌脱ごう。
幸いというか何というか、私は痩せていて初代ウルトラマンのスーツアクター・古谷敏さんの体型に近い、と思う。さらに、成田亨氏のコンセプトはアメコミのような筋骨隆々としたヒーローではなく、スマートなヒーローであったらしい…体型ではなく、あの模様で力強さを表現したかったとのこと。
で、とてもここでご紹介出来ないような己の恥ずかしい写真をセルフタイマーで撮りまくり、それを参考にすることにした。
しかし、写真を見ると、そこにあるのは骨格標本。肋骨ばかりがやたらに目立つ姿であった。今から『ビリーズブートキャンプ』などをやっている暇は無い。申し訳程度に付いている筋肉を誇張してフィギュアに反映させた。
これで一応、胴体は出来上がり。解剖学的に正しいかどうかわからないが、誰も“本物のウルトラマンの筋肉や骨格”を見たことは無いわけで、“自分なりの解釈”ってことで。
※『ウルトラマン解体新書〜TURHEL ULTRIA』(京本政樹・長岡書店)にウルトラマンの骨格や筋肉の図が出ていたじゃんか、とのツッコミもあろうが、あれも想像に過ぎないですから。
あとは背中のヒレ(チャック隠し)を付ければ良いのだが、それは顔が完成しないと角度などが決まらないのでまだこれから。
問題は、その顔。これがまたもう…。(つづく)
おおっ、リューターを買い換えましたかぁ!!
自分もまだ持っていますね。
よくバイクの「ポート研磨」するのに使っていました。
セッティングがまともに出ず、何度エンジンを焼きつかせたことか!
よくプラモデルでも使用していましたが、ここ10年は使用していなので同じ道をたどる可能性が大ですねぇ・・・(^^;;
by マック&シュンカナ (2007-11-26 20:09)
>マック&シュンカナ様
そう言えばメカ関係も強いんでしたね〜。
スクーター(フォルツァ)の時はマフラーやリアサスをカスタムパーツに変えたりしていましたが、全てショップ任せでした。
現在は超マイナー車種にして650ccという中途半端な排気量のバイクで、アフターパーツがほとんどありません。ただ、元がシルバー(ガンメタですが)と黒なので、U警備隊マークを貼ればすぐにポインター仕様になります。今、画策しているのは、簡単に着脱できるU警備隊マークのマグネットステッカー作成です。…残念ながらTFCの仮装大賞には間に合いそうもありませんが。
by studio7 (2007-11-26 21:11)
だいぶ出来て来ましたね。
筋肉がリアルですね、解剖学的にかなり正確だと思います。
惜しむらくは右手がちょっと大きいかな。
by 北島とめ吉 (2007-11-27 00:19)
>惜しむらくは右手がちょっと大きいかな。
→やかましいわ!
左手は『鉄腕アトム』みたいになってますw ま、右手が力強く見えればいいや、ってことで…。だったら背中の筋肉なんか作り込まなくても良いわけなんですが。
by studio7 (2007-11-27 00:47)
自分はプロクソンのルーター使ってます。
パワーありますね~ほとんど最低回転で使ってますが・・
てか聖マッスルに反応してしまいましたw
by おーるい (2007-11-28 19:57)
>おーるい様
聖マッスル…“誰か”は反応してくれるだろうと思いましたw
ルーターは、この手の粘土(ファンドも同じだと思いますが)では細かい作業には不向きかもしれませんね、もろい素材ですから。大きくガーッと削るために使うことがほとんどです。部屋中粉だらけ…。
by studio7 (2007-11-28 23:54)
もろい素材>そーですね。
整形はカッターや丸刃、逆刃刀、トーンナイフ等のカッター類使ったほうが速かったりしますしね~
ルーターは「えぐる」専用かな~
バフで磨くと下手すりゃこげちゃいますし。
ならすのは太筆に水たっぷりつけて撫でたほうが速かったりとか。
by おーるい (2007-11-29 04:57)
>おーるい様
この“もろさ”が利点でもあり欠点でもありますね。成形&整形には私もデザインナイフと水たっぷりの筆と水たっぷりの指を使ってます。
削るラインなどについて、鉛筆でしっかり下描きが出来るのはいいですね。逆に、ペーパーがけをしていると他の部分が簡単に傷ついてしまうので慎重にやらないと…。
今、顔と目が別パーツになってるんですが、はめこみ用の真鍮線が発泡スチロール接着のために買ったクラフトボンドで固定できるのもありがたいです。
by studio7 (2007-11-30 20:28)