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ウルトラ作戦第2号 Vol.3 [ウルトラ]

 ウルトラマン変身シーンのパースフィギュアの製作作業は続いている。作業は続いているのだが、一向に進まない。
 作業中は「初心者でここまで出来るなんて、オレは実は彫刻の天才なのではないか?」くらいのノリである。しかし、翌日冷静に眺めると、そこにあるのは小学生の作品と言っても通じるであろう粘土細工。結局、おおまかな形が出来てからというもの、同じような箇所を何度も盛っては削り盛っては削りの繰り返しなのだ。

 そこに追い打ちをかけるように、頭の中に魔のささやきが聞こえる。
 「目、光らないの?

↑これはバンダイ“ウルトラの星計画”ウルトラマンBタイプ。
いつもの「お手軽スクリーンプロセス」&色補正&目の光を強調。

 あの変身シーンに使われたフィギュアに電飾が仕込まれていたのか、手元の資料からは判断できない。しかし、一連のウルトラシリーズのヒーロー達の魅力の一つは“目が光る”ということだと感じている。特に、夕陽や朝陽をバックに目やビームランプから光を放ちながら闘う彼らの姿の美しさ! やはり、ウルトラヒーローに電飾は不可欠である。

 高校2年の時、文化祭に向けてクラスで撮った映画のために、ウルトラセブンのマスクを作り、演じた。私にとっては『ウルトラ作戦第0号』といった位置づけである。
 方眼紙でベースを作り、軽量紙粘土で造形。アイスラッガーは確かバルサだったと思う。首の部分は文具店で売っていた銀色のビニールで出来たお買い物バッグを切って使った。耳は撮影に間に合わず、『ウルトラマンレオ』に登場したセブンのような状態になってしまった。
 体は…ワイシャツにジーンズ、軍手とゴム長靴。
 映画の内容もナンセンスギャグだったし、セブンの姿も上記のようなトホホなものであった。が、それでもマスクの目とビームランプには豆電球を仕込んだ。他を犠牲にしてでも、目を光らせたかったんだろうなあ。

 さて、今回のフィギュア、目を光らすったって、発泡スチロールと割り箸を芯にしたクレイの塊である。どこに電球や電池を仕込むんだ?

 …くり抜きました。

 とりあえず顔は中の発泡スチロールをほじくり出し、背中に穴を開けてストローを通した(○の部分)。このストローの中にコードを通して、電池は外付けという計画である。計画である、とか言っても、あまり先のことは考えていない。電球が切れた場合には顔を取り外して交換しなければならないわけで、顔と首を脱着可能な構造にしなければならないし、顔ももっと削り込まなくてはならない。

 そもそも、目の部分はどんな材質で、どんな方法で作る気でいるのか???
 透明プラ板をバキュームフォームかヒートプレスで加工? 透明レジン? どれもやったこと無いし…。

 考えるのが面倒になったので、気になっていた腕を作り直し。

 一向に進まないどころか、退行しているような気もする。(つづく)

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コメント 4

ひるぞお

な、なんか凄い職人技って感じですね。
手先が不器用な私にはとても真似できません。
完成をたのしみにしております。
by ひるぞお (2007-11-20 23:02) 

studio7

>ひるぞお様
 今日はお互いエキストラは“お留守番”だったようですね〜。
 職人技などと、とんでもないです! 私のブログにコメントを寄せてくれている北島とめ吉氏は造型のプロ(しかも大学は成田亨先生の後輩!)ですし、おーるい君もバリバリのモデラーなんです。彼らの作品を見ていると、本当に私の作った物は子供の粘土細工だなあと感じます。マック&シュンカナさんのお面も凄いですよね。あれも私にはとても真似が出来ません。
 とりあえず、自分なりに巧拙に関係なく楽しんでおります。
by studio7 (2007-11-20 23:17) 

おーるい

透明アクリル板のヒートプレスが一番手っ取り早そうですね。
気合でムクのアクリル削り込むのもアリですなw

あと大きさがわからないので適当提案なんですが、ドール素体の頭を芯にしたら内部空間確保と強度保持が出来るのでいいかもしれませんが、ソフビなんでパテで肉盛りになっちゃうか・・・

エポパテで良くやる手で
素体にグリス塗っといて肉付け後、素体抜いて中空にするのもいいんですが、粘土は食いついちゃって割れる事も多いですね~後修正可能ですが。
by おーるい (2007-11-20 23:22) 

studio7

>おーるい様
 いつも貴重なアドバイスありがとうございます。
 今のところの机上の空論的計画では、顔の部分にサランラップを貼ってその上に目の形状を盛り、乾いたら裏に台座(?)を造ってヒートプレスの原型にしようかと。
 マスクはまず表から目の形状をある程度彫り込んだ上で、裏からリューターでガーッと削っていくつもりです。光源はムギ球を使うつもりなので、そんなに大きく削らなくてもイケるんではないかとイージーに考えております。
 
 顔の大きさは、トサカの部分を除くと縦が35mmです。

 あ、それから溶きパテをヒントに、溶き粘土の筆盛りをやってみました。これ、けっこう使えますね。
by studio7 (2007-11-21 00:05) 

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