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41年振りのヒーロー! [ウルトラ]

 ウルトラファンの皆さんはとっくにご存知のネタだと思う。が、とりあえず初代ウルトラマンをご存知の方、是非アンヌ隊員ことひし美ゆり子さんのサイトの11月12日付のブログ記事(同サイトトップページの「あれから40年…アンヌのひとり言」をクリック!)を是非ご覧あれ。…と言うか、見なくてはいけない! 私のこんなブログなんか見てるヒマなんか無い! これが本物のスペシウム光線だっ!!
 一応、アンヌ隊員の名刺だけ自慢しておくとして…(^^;

 もう一度…とにかく↓ここを今すぐ見てください。
http://www.yuriko777.com/
 見た上で何のこっちゃよくわからんという方は私のブログに戻ってきて「続きを読む」をご覧ください。

 お帰りなさいまし。
 アマギ隊員のスペシウム光線ポーズ、ご堪能いただけましたでしょうか?
 ウルトラ警備隊(『ウルトラセブン』)のアマギ隊員を演じた古谷敏さん、この方が初代ウルトラマンを演じていた!…昨今の言葉で言う“スーツアクター”をなさっていた方なのだ。

 古谷さんはもともと東宝の俳優さんで、ゴジラ映画などにも脇役として顔を出している(同じ東宝のイデ隊員役の二瓶正也さんもクレージーキャッツ映画の常連だったっけ…)。そのスマートな体形が買われて、『ウルトラQ』でもラゴンやケムール人の中にも入っていた。

 そして『ウルトラマン』。
 ウルトラマンのデザインを手がけた成田亨先生の著書『特撮と怪獣〜わが造形美術』にこう書かれている。
   「ウルトラマン」をデザインする時は、僕のほうから、中に入る人は、
   さっき話した古谷敏でいきたいと頼みました。
 古谷さんは八頭身。それにスーツを着せてマスクをかぶらせると七頭身で、一番美しいプロポーションになる、ということで成田先生のご指名となったそうである。

 古谷さんは殺陣専門の役者さんではない。それが視界の悪いマスクを付けて怪獣と闘わなければならない。その結果、腰が引けて猫背気味の“あの”ウルトラマン独特のポーズになったというのが通説である。
 そしてスペシウム光線のポーズ! ピンと伸びた…それでいて美しく反った手の形。あれがオリジナルのスペシウム光線ポーズなのだ。
 体型・姿勢・手の表情…。古谷さんでなければウルトラマンにあらず、というくらいに私の頭にその姿が焼き付いている。

 その後、様々なスーツアクターの皆さんが初代ウルトラマンを演じたが、心あるスーツアクターの方は間違いなくあの“古谷ウルトラマン”にイメージを近づけようと研究なさったはずである。

 前述のように、古谷さんは純粋な俳優さんだったし、今のようにスーツアクターの追っかけがいるような時代では無い。顔を見せずにウルトラマンを演じる代わりに、ウルトラセブンではアマギ隊員という“顔出し”レギュラーの役を得たそうだ。
 アマギ隊員という、名プランナーであり、爆発事故のトラウマを持っているというキャラクターの魅力を演じ切っていたと思う。

 それから41年。ひし美ゆり子さんのブログの写真に収められた素顔のスペシウム光線ポーズ! あのポーズは当時のままである。感激である。素顔でのスペシウム光線ポーズの写真なんて初めて見たぞ! …もっとも、アマギ隊員がウルトラガンを構えるポーズが、まんまスペシウム光線のポーズになっている写真はあったが。

 さて、某巨大掲示板の情報によれば『大決戦! 超ウルトラ8兄弟(仮題)』に、ひし美ゆり子さんも出演なさるという噂…。そして、まさにその時期にひし美さんと古谷さんがお会いになっている。私の妄想&勝手な希望だが、古谷さんには素顔と、スペシウム光線発射のシーンだけでもいいから“ウルトラマンの中身”も演じて欲しい! いや、贅沢過ぎる妄想であることは十分に承知しているのだが。

 とにかく、あの写真は(一定以上に濃い)ウルトラファンにとってはたまらない1枚のはずである。

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コメント 6

オビコ

 上の記事からヒットして、アンヌ隊員のブログを観ておりましたら、エライ所へ行っておりますなぁ…行ったということは何かで知ってはおったのですが…
 法的解釈の問題ですが、何れ○○○と対決ということになるのでしょうが、○○○○○○に拘らずに、別のヒーロー作れば自分が創作者になれるのに…○○○○側も、悪い点は多々ありますが…○○では先に儲けているとのことですがねぇ。ちゃんとした国際裁判を起こせば○○○側には有利と思いますが、そのために日経一面に広告出したはずですし・・・

 アマギ隊員拝見致しました。
 マグマ大使とウルトラマン…Aタイプは取っ付き難いですが、B・Cと“イケメン”タイプが、マグマはスーツが何着あるか判りませんが、○○○○になっていく様が・・・セブンのスーツも結構痛んでいきましたが、それがセブンの“勤続”疲労わ醸し出していただけに・・・何なんですがねぇ。

 上記書き込みが不適切と思われば、削除して下さるよう、お願い致します。
by オビコ (2007-11-18 16:56) 

マック&シュンカナ

いやぁ、純粋に感激しました!
「これが本当のウルトラマンだ!」とひしひしと感じるものがありますね。
自分は再放送組ですが、平成3部作や、コスモス、ネクサス、MAXそして
メビウスももちろん好きですが、やはり昭和のウルトラマンの方が
「泥臭くて」(言い方は失礼かもしれませんが・・・)好きです。

是非、大きいスクリーンで「スぺシウム光線」をもう一度見てみたいです。
by マック&シュンカナ (2007-11-19 00:42) 

studio7

>オビコ様
 幸か不幸か伏せ字の部分について私には完全解明不可能でしたので、“不適切”と判断出来る日が来るまでそのまま残させていただきます(^^)

 セブンの傷んだスーツは本当に激戦の歴史を物語っているようですね。マスクも“筆塗り”のイメージが強いです。これも歴戦の記録なんでしょうね。ソフビのキットを作る時も、顔は筆で塗ることにしています。さすがにダメージを受けたスーツまで再現する加工&塗装技術は持っていないので、せめて顔だけでもと…。

>マック&シュンカナ様
 平成作品をちゃんと観ていないので比較はできませんが、少なくとも昭和作品には作り手の姿が見えていたように思います。それを魅力と受け止めるかチャチな作り物だと受け止めるかは人それぞれでしょうが、“現場ファン”の私にとっては間違いなく魅力です。
 子供の頃から「空(であるはずのホリゾント)に写り込んだ怪獣の影」とか「(スクリーンそのものの)継ぎ目がわかるスクリーンプロセス」などを見て、夢が壊れるどころか大人になったらウルトラマンや怪獣を作る人か中に入る人になりたい!…と夢を膨らませておりました。その夢は、極めてささやかな形で実現したものもありますし、今もなお萎んではいません。
 
by studio7 (2007-11-19 03:46) 

おーるい

ハヌマーンってウルトラマンとライダーの映画は知ってましたが、ジャンボーグA版もあるのを最近知りました(笑)
by おーるい (2007-11-19 19:36) 

北島とめ吉

>少なくとも昭和作品には作り手の姿が見えていた
 帰って来たウルトラマンで、投げ飛ばされたゼットンが背景の空にぶつからなかったっけ? あれはな〜、、、
by 北島とめ吉 (2007-11-20 00:51) 

studio7

>おーるい様
 私ゃライダー版も知りませんでした(^^;
 ハヌマーン、そんなに活躍してるんですか。まあ、本家インドはもちろん、東南アジア・中国あたりでも超メジャーなヒーローですからね。少なくともジャンボーグAよりは有名でしょうw

>北島様
 貴兄もマニアックな鑑賞をしてますな〜。『帰りマン』のDVDは持っていないので、そのシーンの確認が出来ません。悔しいので表記ミスを指摘したりして。
× 帰って来たウルトラマン
○ 帰ってきたウルトラマン

 どうでもいいんですが、私が書いた記事よりも皆さん(TFCの方々もNM出身の方々も…)のコメントの方が内容が濃いという状況…。ま、“情報収集目的のブログ”ってのもアリかな。というわけで、今後とも色々教えてくださるようお願いいたしますm(__)m。
by studio7 (2007-11-20 22:22) 

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