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ウルトラ作戦第2号 Vol.2 [ウルトラ]

 今回の製作は、マジである。どれくらいマジかというと、粘土用のスパチュラ…“へら”ですな…のセットまで買っちゃったくらいなのだ。

 下に一本ぽつねんと箱から出ているのは、以前から持っているもの。

 さて、前回Vol.1では“何を造っているか”を明言しなかったが、別に『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』のように極秘裏に進めているわけでもないし、よく考えたら私なんぞがそんな大したモノを造っているわけでもないわけである。そんな勿体ぶって隠しておく必要も無いのだ。単に「結局完成しませんでした」とか「自分の実力を過信していて思ったように仕上がりませんでした」といった状況を恐れたもんで曖昧にしておいただけ。
 なので、もう、完成させざるを得ない状況にすべく、発表しましょう。

 『ウルトラマン変身シーンのフィギュア』…赤の背景から閃光とともに飛び出してくるあの姿である。

 …などと言いつつ、まだシルエットしか紹介しないのは私の往生際の悪さを物語っている。

 さて、あの姿であるが、テレビの画面に登場した姿…“正面図”しか参考にすべきものが無い。撮影に使われたものが、力強さを強調するために右手の握り拳が巨大に作られた強制パースモデルであることは明らかだが、それ以外のことはわからない。
 逆に言うと、一定の方向から見て“あの形”に見えれば良いと言えば良いわけだし、見えていない足などは作る必要は無いことになる。
 実際には足の先まで造っている。別の資料が見つかったからなのだが、そのあたりについては今後の講釈にて。

 で、このフィギュアにおける最大の“キモ”は、ぐっと突き出た右手である。この力強さが表現出来れば半分以上は成功と言えるだろう。な〜んて立体造形ド素人の私が言うのは10年早いのだが、あと10年も経つとフツーに孫がいても当たり前の年齢になってしまうので、今のうちに言っておく。

 参考資料は自分の手。貧弱な手なので力強さの参考にはあまりならないのだが、幸いにして骨や筋の構造がわかりやすい手である。この手を見ながら粘土の盛り削りを繰り返していく。

 まだまだ満足がいく形にはならないが、まあ、それなりに徐々にらしさを増していくので楽しい作業ではある。

 中指と薬指の関節部分が赤茶けているが、実はこれ、自分の血なんです(^^;
 デザインナイフで削っている際、ちょこっと指先を切ってしまい、その時の血がそのまんま粘土と共に塗り込められてしまったのだ。
 えー、まさに血の通った作品にはなるわけだ。

 なお、冒頭でご紹介したスパチュラだが、結局以前から使っていた1本以外は未使用。よく考えたら、それぞれの使い分けのしかたがよくわからないのであった。(つづく)

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コメント 4

おーるい

スパチュラは自分も何本か持ってますが、一番メインで使ってるのはタミヤの調合スティックをエポパテで握りを付けたモノだったりして・・・(粘土細工をしない時は本来の使用法に戻る)
スプーン部の大きさが程よくて愛用してます。

ま~爪楊枝しか使わずフィギュア作るプロもいましたしね。

ウルトラマン変身シーンとはかなり高難易度な代物ですね。
手、いい感じですね~製作頑張ってくださいませ。
by おーるい (2007-11-17 21:00) 

studio7

>おーるい様
>爪楊枝しか使わずフィギュア作るプロもいましたしね。
 見習いたいです。道具に頼らずに出来りゃいいんだけど…。考えたらウチの親父が使ってたエアブラシなんか手押しポンプ式のヤツだったなあ(“鉄”だったから細かい塗り分けもあんまり無かったんだろうけど)。

>ウルトラマン変身シーンとはかなり高難易度な代物ですね。
 はい、ナめてました(^^; 自らの実力を考えると、ウルトラマンに見えればいいかな、というあたりで妥協しないと一生かかっても完成しないでしょう。

 
by studio7 (2007-11-17 22:04) 

北島とめ吉

竹べらをナイフやヤスリで削ったやつもしなりがあっていいですね。
by 北島とめ吉 (2007-11-19 00:43) 

studio7

>北島様
 やはり使い易い道具は自分で作るというのは作家や職人の基本なんでしょうね。私はまだまだまだまだまだまだまだまだその域に達していません。

 かつて、漫画を描く時に“ペン軸のお尻を折る”とか“握りの部分にテープを巻く”などということをやったことはありますが、それも漫画の描き方の本に書いてあったことを真似しただけでした。
by studio7 (2007-11-19 02:51) 

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