万能セーター [時計/小物/ブランド]
以前、「BRUNELLO CUCINELLI/ブルネロ・クチネリ」のセーターがあまりにも高価なので挫折したことを書いた。
まあ、それで一度は今シーズンの新たなセーター導入については挫折しかけたわけだが、実は性懲りもなく街に出るたびにセーターの物色を続けていたのだ。
買い物にも出会いというものがある。
…出会ってしまった。
「BANANA REPUBLIC/バナナ リパブリック」のジップアップ・セーター。
まあ、カシミアでは無いし肌触りという点ではそれなり。が、価格はブルネロ・クチネリと1桁違うわけだし(と言っても即決できる価格では無かった)、私には十分満足のいく商品であった。
実は、これを買うまでバナナ リパブリックというメーカーを知らなかった。
1978年、トラベルウェアのメーカーとしてカリフォルニアで創業。“旅と探検”をテーマとする商品展開をしてきた。1983年に「GAP/ギャップ」傘下となり、GAPグループの中では高級カジュアルのブランドとして位置づけられているらしい。ファッションに敏感な皆さんには“バナリパ”の略称ですっかりお馴染みのブランドであった。
で、買っちゃったセーターだが、その使い勝手はもう、これ以上望むことは無いくらいに私の生活パターンに合致している。
貧乏性なもんで、「アウターとしてもインナーとして使える」という結構無茶な条件を付けて探していたのだが、その条件も完璧にクリア。
ジップアップの特性&微妙なさじ加減の厚み&凝りすぎないデザインのおかげで本当に幅広く使えるのだ。ちょいとお出かけするときにアウターとして羽織ったり、コンビニに行くときに部屋着の延長的に羽織ったり(ポケットが便利)、バイク乗車時のインナーとして着たり(高速道路でもバッチリだった!)。それにまだ試していないが、ネクタイ着用時にカーディガン代わりにするのもイケそうである。
さらに、キルティングの裏地がジッパーで脱着可能なので温度調整が出来る。
さらにさらに、外したキルティングは単独でベストとして着用出来る。
さらにさらにさらに、予備ボタンと予備毛糸付き。
万能。脱帽。
バナナ リパブリック、恐るべし!!
頑丈さについては一冬越してみないと何とも言えないが、今のところ正解の一着である。
【補足】
「BRUNELLO CUCINELLI/ブルネロ・クチネリ」の価格は根拠があるもので、“ブランド物だから高い”というだけではない。
伊勢丹のスタッフによれば、そもそも村おこし産業だったのが、技術やセンスが認められて発展したブランドであるとのこと。従って価格は品質や生産工程が反映されただけの話…だと思う。単に私の懐事情との乖離が大きかっただけの話で、羽織った感じの肌触りや着心地は最高であったことを付記しておく。
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