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ウルトラ作戦第2号 Vol.11 [ウルトラ]

 “ウルトラマン変身シーンパースフィギュア”、造型部分については見極め。
 心残りが無いでは無いが、私は別に一生モノの作品を作っているわけではない。単に「欲しいけど売ってないから」作っているだけである。言うなれば仕方なく作っているわけだ…ンなわけ無いか。
 いずれにしても、脳内完成図どおりに出来るはずも無いし、事実上初めてのフルスクラッチフィギュア。とにかく完成させることが大事であろう。

 で、透明部分を覗いてグレーのサーフェイサーを吹いた状態。ライティングもオリジナル画像に近づけてみる。

 …以前掲載した写真(Vol.7)とたいして変わらんじゃないか、と思った方…ンもう、バカバカ〜〜っ! ここに至るまで大変だったんスから。
 
 難点のひとつは口の形状だった。

 「うし! これで良し」と思い、一日経つと「ん〜、ダメだこりゃ」…これを何度繰り返したことか。
 以下は全て「これで良し」と思った時の口元。

 たいして変わらんじゃないか、と思った方…ンもう(略)

 そして現状。

 たいして変わらんじゃないか、と思った方…(略)

 まあいいや。どうせ自己満足の世界だし。ようし、いよいよ塗装だ、塗装!

 …いや、待て。

 一つ重大なことを忘れていた。
 このフィギュア、どうやって飾るんだ?!
 
 配線用兼支柱となるパイプが背中からど〜んと出ているし、その先には電池ボックスを付けなければならない。市販のディスプレイ台やケースではどう考えても無理。
 
 で、作りました。

 プラ板を組んで、プラ棒と瞬間接着パテで補強、継ぎ目をヤスっただけなので、これは思いついてからの合計作業時間は3時間程度。さらに支柱を差す穴を開け、エポパテを裏側に盛って支柱を支えられるようにした。
 本当はもっと小さくしたかったのだが、中に電池ボックスを仕込むスペースも必要なので中途半端にデカくなってしまった。これは仕方ないか。
 また、この形状は、ウルトラマンフィギュアのパースと逆向きの強制遠近法を与えることで、ウルトラマンの迫力を一層増すために考えた…という理由は今思いついた。実際にはプラ板工作に自信が無かったもんでで、歪みが目立たない形にしたというだけだったりする。…案の定、歪んだ。
 しかし、私はウルトラマンにはこだわりがあるが、ディスプレイ台マニアでは無いのでこれで良しとする。

 さあ、これで役者は揃った! 今度こそ塗装だ、塗装!

 次回からは第二部『塗装&電飾&仕上げ 疾風怒濤篇』に突入…予定。シュトゥルム・ウント・ドラング!(つづく)

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コメント 6

おーるい

自分だったら③あたりで妥協してそうです。
ウルトラマンの顔って難しいな~
そろそろ終了ですね。
次はやはりアレを作るのでしょうか。
by おーるい (2007-12-21 03:45) 

studio7

>おーるい様
 下手に資料があるというのも考えものです。さらに『ウルトラマン大博覧会』で実物(もしくは忠実なレプリカ)を見てしまうと、必要以上のこだわりが出てきちゃって…。
 現在、塗装手順を考慮中。体の模様のマスキングが面倒なのは目に見えてます。サフ吹きの時、透明部分にマスキングリキッドを使ってみましたが、剥がすのに技術を要しますね。

 次回作の案は二つ…。当然“売ってないモノ”です。多分、今後も商品化されないんじゃないかな〜。ガレキなら有り得るかもしれませんが…「え"〜〜〜っ? フツーこんなモン、キットにするかよ!」ってヤツがありますからねw。
by studio7 (2007-12-21 19:53) 

マック&シュンカナ

いやぁーーー!!!
素でびっくりの私です。
もうこれを見ると商品ですよね。私が作る「ノーバちゃん」やお面は
所詮子供の用のおもちゃですから(玩具じゃなくてね)

すごい、すごすぎる・・・

自分も以前マスキングリキッドは使いましたが、面倒でもテープの方が早かったような気がしますね。

小さいものになればなるほど、リキッドの方がマスキング作業は早いんですが
はがすときがねぇー。

最近は3D造形はまるでしてないので。
実家にカラーセットも筆なども置きっぱなしです・・・

すごい、塗らないで完成!!

って、いうわけにはいかないか。
by マック&シュンカナ (2007-12-21 21:23) 

studio7

>マック&シュンカナ様
 いや、お恥ずかしい。“現物”はヒドいもんですよ。
 いずれネタにすると思いますが、撮影用のマスクやプロップも“現物”を見ると意外と雑な作りだったりしますが、玩具やキットなど手にとって見る物は造型も仕上げも奇麗ですよね。
 私の脳内完成図は商品レベルの完成度なんですけど、とてもとても…。

 でも、自分でここまで作り上げた満足感だけは味わうことができるので、それで充分と言えば充分です。
 本当はマックさんのようなアレンジ能力もあるとさらに楽しいんでしょうね〜。
 
by studio7 (2007-12-21 22:03) 

北島とめ吉

綺麗です。 造形屋でもこれだけ作れる人は少ないです。
彩色の無い状態もカッコいいですね。アントラーの時でしたっけ?ウルトラマンの偶像が出て来たのを思い出しました。

ディスプレイ台ですが、丸いジオラマににして、トンネルとかあって、電車がぐるぐる回っていて、真ん中からクランク状の針金が出ていて、そこに取り付けたウルトラマンがぐるぐる回る様にしてはいかがでしょうか?(ちょっと豪華過ぎますかね?)
by 北島とめ吉 (2007-12-21 23:44) 

studio7

>北島様
 “ノアの神”ですね〜。やはり彫刻家がデザインしたからでしょうか、ウルトラマンは色が無くてもカッコ良い形状ですよね。

 ディスプレイ台のアイデア、ありがとうございます。ブリキ加工の技術があればやりたかったです…ンな訳ゃ無ぇだろっ! でも、横浜にあったからくり人形の博物館でお土産用に“それ”を発見した時はちょっと欲しかったです。
by studio7 (2007-12-22 00:16) 

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