ウルトラ作戦第2号 Vol.10 [ウルトラ]
「プラリペア(クリアー)」と「型取くん」。を購入。“ウルトラマン変身シーンパースフィギュア”のカラータイマーや目といった透明部分に使えないか、ということで試してみようかと。
まずはカラータイマー。だが、原型を石粉粘土を用いて奇麗に作るのは私には明らかに不可能である。
で、以前「シャア専用スバル360“キャスバル”」を作った時に買ったはいいが使わなかったガンプラ用のディテールアップパーツを使って原型を作ることにする。
いやー、取っておくもんだなあ。“何だかよくわからない台形状の円柱”に穴を開け、そこに瞬間接着剤でボールジョイントのパーツを付ける。
穴開けに多少の時間はかかったが、作業自体は単純。
さて、複製作業である。
結論から言うと、この「プラリペア」と「型取くん」の組み合わせは、石膏やシリコンを使う通常の型取りよりはるかに楽。少なくとも今回のような小物には適した材料だと思う。
まず「型取くん」をお湯に浸して柔らかくして、そこに原型を埋め込む。数分で型取り完了。
今度はそこに「プラリペア」を入れる。ちょっと特殊な方法で説明が面倒なので、詳細は冒頭のテキストリンクからどうぞ。
「はるかに楽」とは書いたが、通常の複製作業に付き物の気泡の問題は変わらない。もとが粉状なので、トントン叩いて気泡を追い出す方法が使えない。幸い、今回は気泡をそれほど気にするようなパーツではないのでこれで十分だ。
透明度の問題などもあり、3個の失敗作が完成。まあ、これは慣れでしょう。コツがわかってくると何とかそれなりのものが出来上がった。
本来ならヒートプレスで作り、内側からカラータイマー独特の凹凸を付けてやるべきなのだが、今回は省略。
こいつを胸に開けた穴に「asse/アッセ(株式会社アルテコ)」の瞬間接着パテ「SSP-HG」でくっつけて、周辺を溶きパテで埋める。
この瞬間接着パテ、手放せません。“キャスバル”でも相当お世話になった。
同じ方法で目も…。
ちょっと左右が離れ気味になってしまったが、もう、これでOKにしないと永遠に完成しない。ここから隙間を埋めるというややこしい作業も残っているのだ。
ウルトラマンパワード、なんちって。
ま、文字通り光が見えてきた感じはするが、これから怒濤のパテ盛りとヤスリがけの作業が待っている。併せて電飾の仕込みもせねばならない。
さらにその後は“塗装”という難関も控えている。
年末には、就学前の姪・甥を連れて弟一家が我が家に泊まりに来る。
姪と甥は、何故か我が家に入るなりダーッっと私の部屋に入って来るのだ(まあ、どう見ても遊び部屋ですから)。刃物類や工具、塗料など、危険物を片付けねば…つまり、それまでに完成させなければいけないということになる。
…〆切、あったんだ…。(つづく)
兄貴ぃーー、まずいじゃないですかぁー!
間に合いますか?
それにしてもやはり目が光るとかっこいいですね。
うん、それにしてもパワードみたいなのがGOODですねぇ。
by マック&シュンカナ (2007-12-16 19:05)
>マック&シュンカナ様
今、盛り削りを繰り返しているところですが、この作業、キリがありません。妥協点を見極めるには弟一家の来訪は良いチャンスです。さらに姪と甥を“シュンカナ化”する陰謀を企てているところです。
by studio7 (2007-12-16 19:36)
おお、凄い。かっこいいです~
完成が楽しみです。
by おーるい (2007-12-17 11:35)
>おーるい様
えー、Vol.10.5の記事をアップしましたが、また完成が遠のきました(^^;
六本木の展覧会を見たのも影響が大きいですね〜。修正すればするほどウルトラマン独特の上品で凛々しい顔つきに近づくような気がします。
もちろん、成田亨×佐々木明という芸術家コンビが創り出した作品にド素人の自分がチャレンジすることは無謀なんですけど、“近づく悦び”だけは感じることができます。
by studio7 (2007-12-17 20:45)
とてもかっこ良く尚かつ美しいですね。 プロの仕事ですよ。
年末に子供たちをウルトラ好きにするアイデアが浮かびました。
今作っている模型を
1・スクリューをつけてお風呂で遊べるようにする。
2・ゼンマイを巻くとシンバルをたたき出す。
3・カラータイマーを押すと笑いが止まらない。
4・首を外すとシャンプーだ。
5・首を後ろに曲げるとペッツが出てくる。
以上、「こんなウルトラフィギュアは嫌だ」でした。
by 北島とめ吉 (2007-12-18 02:12)
>北島様
こちらの嗜好を完全に読まれてますね〜。一瞬“マブチ水中モーター”を買いに行こうかと思ってしまいました。
しかし、こうやって作ってみると本当にウルトラマンの顔というのはかっこよくて美しいことが再認識できます。私にとっては、カルチャーセンターなどの『仏像を作る』とか『能面を彫る』を受講するより、ウルトラマンの方が心が清らかになるような気がします。
by studio7 (2007-12-18 20:06)