ウルトラサイン ランゲージ [ウルトラ]
ボンドを買いに、「さくらやホビー館」に行った。
買い物は、以上。
私とほぼ入れ違いに不思議な賑やかさを持った2人の若者(男性)が店内に入っていった。少なくともどちらか一人は耳が不自由らしく、手話で楽しそうに会話をしていたのだ。
突然ですが、「ウルトラマン」って手話で表現するとどうなると思いますか?
遙か昔、手話の勉強をした。手話サークルでの活動を含めると10年くらいは続いたのだが、仕事が忙しくなって以来、すっかりご無沙汰になってしまった。
当時、聴覚に障害を持っているヲタとよく二人で話をした。同じヲタで歳も近いので気が合ったのだろう。
だが、彼は単なるヲタではなかった。頑固で努力家で頭が良くてアカデミックなヲタなのである。
彼は高校時代、教師に「大学で英語を専門的に学びたい」と告げたところ「耳が聞こえないのに英語なんて無理。考え直せ」と返されたことがあったらしい。彼はその後有名大学の英文科に進み、現在翻訳者として活躍している。…とまあ、それくらい頑固で努力家で頭が良くてアカデミックなのだ。
彼「『少年マガジン』がなぜ創刊されたか知ってるでしょ?」
私「いや、知らないけど」
彼「君は漫画を描いているくせにそんなことも知らないのか? あれはね…」と、時代背景や漫画文化の変遷についてレクチャーが続く。ヲタ話と言うより、サブカルチャーの論文を読まされているような雰囲気だった。
さて、「ウルトラマン」という手話。少なくとも当時の手話辞典などにはこの単語は無かったと思う。
が、我々二人の会話の中では普通に出てきた単語である。どちらが先に使ったのか忘れてしまったが、恐らく全国で通じる…それどころか手話を知らない人にもわかるような表現が会話の中で生まれた。
スペシウム光線発射ポーズと、「男」という単語(親指を立てる…“ナイス!”とか“イエ〜イ!”の時の形)を続けて表す。ご本人にやっていただきましょう。
▲「ウルトラ…
▲…マン」
まあ、わかり易いと言うか、誰が考えても似たようなものになるだろうが。
「ウルトラセブン」は、同じようにスペシウム光線ポーズに続けて「七」(親指・人差し指・中指を立てて、拳銃の真似みたいな形にする)
▲「セブン」(七)
ただ、「ウルトラセブン」という単語については私はこだわった。自ら「ウルトラセブン」と発する時は、スペシウム光線ではなく、ワイドショットのポーズに変えて表現をしたのだ。…だって、セブンはスペシウム光線なんて使わないもん。
そのこだわりが彼にはスルーされてしまったのが残念。
もっとも、「スペシウム光線=ウルトラ」というのは便利ではある。初代ウルトラマンからメビウスまで、「スペシウム光線+何か」で表現できてしまうから。それとも、既にそれぞれのウルトラマンについて決まった表現があるのだろうか? ご存知でしたら是非教えてください。
【追記】
調べてみたところ、どうやら「ウルトラマン」という手話はまさにワイドショットのポーズが一般的らしい。確かにあのポーズの技を持つウルトラマンが多いが、個人的には納得がいかない…(^^;
【蛇足その1】
この記事のタイトルは「ウルトラサイン」と「サインランゲージ」を引っかけたもの。「ウルトラサイン」は、ウルトラ戦士たちの連絡用(?)に使用される文字(?)。「サインランゲージ」は英語で手話のことです。
【蛇足その2】
写真のウルトラマンフィギュア、こんなに様々な手の形があるわけではない。「男」「七」の手は画像ソフトで合成・変形・加工したもの。
ウルトラマンの手話実演写真、凝り過ぎだろ〜
しかし、いいお友達ですね。
by 北島とめ吉 (2007-11-08 01:16)
そんなに凝った合成はやってないです。
むしろ“目とカラータイマーが光る仕様のフィギュア”であることがわかるように写真を撮る方がひと苦労。背景の星空も入れたかったし(パソコンのモニタを使ったお手軽スクリーンプロセス)。
件の友人とは年賀状を交わすだけになってしまってます。彼の名刺をデザインしたことがあったんだけど、もう使って無いだろうなあ。
by studio7 (2007-11-08 01:57)
この「手」の元は自分の手ですか?
by 北島とめ吉 (2007-11-09 00:52)
>北島様
フィギュアには“握り拳”“スペシウム光線用”“構えポーズ用”の3種類の「手」が付属してまして、「男」「七」は握り拳と構えポーズ用を組み合わせました。手の向きやライティングを(アバウトにですけど)同じにして素材撮影をしたので、合成はさほど難しくなかったです。
なお、本当はコマ撮りをして動画ごっこをやりたいのですが、ウルトラフィギュアは表の素材の反発が強く、ポーズの固定が難しくて…。
by studio7 (2007-11-09 01:39)
お久しぶりです。オビコです。
彼是2週間経ちますが、先週ケイパパ様ご一家、マック&シュンカナ様ご一家、チビセブン様ご一家とガラダマ様 マック様だけ判るキヌタ・ラボラトリー様、その他ロム専のTFC会員様などなどで、一日スタジアムFINALを堪能・・・であり、祭りの後の寂しさであり・・・それで1週間経つと、また円谷動向でエキストラが遥か昔のように思われます。
ウルトラマンはバンダイ『ウルトラの星』計画のヤツですか。
凝り性ですなぁ。
最近は買っても遊ぶということがなくなってきました。そういう歳ですなぁ。積んどくマニアというやつで…
今リアルアクションの方のCタイプ引っ張り出しました。帰りマンも持って入るのですが、スーツ素材が布で、Cタイプのような軟質ソフビではありませんし、なで肩が…
『ウルトラの星』は初代ウルトラマンBタイプ・Cタイプ・ティガ・マックスなど持ってはいるのですがどこに仕舞ったんだろう…
いろいろ物入りで困った年末になりそうです。
by オビコ (2007-11-11 22:10)
わーっ、オビコさん、ご来訪ありがとうございます!
おっしゃる通り、『ウルトラの星計画』のヤツです。
私は箱は全て処分して、いつでも遊べるように飾ってあります。…だから行方不明のアイスラッガーが増えるわけで…(^^;
ず〜っと欲しいなあと思っているフィギュアがあるのですが、どうも売っていそうも無いので自作中です(発砲スチロール芯&石粉粘土)。が、過去に販売されていたような記憶が無きにしも非ずなので、オビコさんならお持ちかも知れません。完成したらブログにアップしてTFCでも報告いたします。
by studio7 (2007-11-11 22:26)
すみません、ファション関係の記事に書くと叱られそうなので。
近内商店の思い出を歌にしました。
♪君とよくこの店に来たものさ
わけもなくペヤングソース焼きそばを食べ話したね。
ところで、石工粘度って固まった後に削ったり磨いたりできるんですよね。使ったことが無いので今ひとつ質感がつかめません。
by 北島とめ吉 (2007-11-13 01:06)