シュシュトリアンは元気オヤジの夢に出るか? [ウルトラ]
断っておくが、私はヲタクではない。…周囲からはヲタク扱いされるが、百歩譲ってヲタクだったとしても、“萌え系”のヲタクではないし、ロリコンでもない。
まあ、美少女が嫌いというわけではない。
例えば、ガッツ石松さんと美少女と「どちらかと一日過ごす」という権利を与えられたら、間違いなく美少女を選ぶであろう。が、これがガッツ石松ではなく毒蝮三太夫さんだったら迷わず美少女には見向きもせず、マムシさんとの時間を選ぶだろう。ウルトラマンやウルトラセブン、それに立川談志師匠が司会をやってた頃の『笑点』の話などを色々伺いたいですから。
で、『有言実行三姉妹シュシュトリアンVol.4(最終巻)』のDVDを買った。申し訳ないが、放映時も一度も観なかったし、ファンでも何でもない。
噂に聞く第40話『ウルトラマンに逢いたい』を観たいがためである。
作品としてどうか、ということはどうでも良い(ファンの皆さん、ごめんなさい)。
まず、東映の『シュシュトリアン』と円谷の『ウルトラマン』の共演…これだけでも歴史的大事件である。この作品の前に『ウルトラマンVS仮面ライダー』という日本を代表するヒーローが共演する作品があり、我々にとっては大事件だった。が、これは確かOVAのみでの展開(同名の書籍は有る)だったはずだが、『シュシュトリアン』はテレビシリーズの中の1話なんである。
シュシュトリアンの敵なんかバルタン星人だし、怪獣ブースカの声はちゃんと故・高橋和枝さん。「バラサバラサ」「プリプリのキリリンコ」といった“ブースカ語”も炸裂。エレキング、ゴモラ、ガラモン、ダダもオリジナルの声(音)が使用されている。
バルタン星人、ブースカ、ガラモンの着ぐるみは、多分番組制作時に円谷プロがアトラクで使用していたものだろう。電飾や目・口のギミックが付いているが、それぞれの本編に登場した時のイメージからはほど遠い。ゴモラは造形もペイントもテキトーなヤツで、貸し出し用なのかな。ダダは目の電飾はあるものの、色は変に黒ずんでるし。…まあ、そのあたりは目をつぶりましょう。
当然、円谷プロが全面協力。円谷一夫氏も友情出演している。
さらに、怪獣の着ぐるみのメンテをしている“怪獣おじさん”として登場するのがハヤタ隊員を演じた黒部進さんなのだ。しかも、ラストでは怪獣おじさんがウルトラマンに変身! その変身シーンもウルトラマンのオリジナル画像が使用されている(ウルトラマン飛行シーンもオリジナル画像の流用)。怪獣おじさんのエプロンには科学特捜隊の流星マークが付いてるし。
ラストは、巨大化したバルタンと闘うために、ウルトラマンとともに三姉妹も巨大化。双方の技を併せてバルタンを倒す。このパターンは『ウルトラマンVS仮面ライダー』の踏襲(ウルトラマンと巨大化した仮面ライダーによるスペシウム光線とライダーキックのダブル攻撃で怪獣を倒す)ですな。
しかし、何と言っても見所は円谷プロの怪獣倉庫のシーン。おそらく、同世代の元ウルトラ少年にとっては憧れの場所であろう。私は幸運にも訪れる機会があったので、このシーンを観るとあの時の興奮が蘇る。資料映像としても貴重である。解説書には円谷一夫氏のインタビューがあり、共演するに至った経緯なども語られている。
いやー、良い買い物をした。
ただ、私が観たいのはこの第40話のみ。…なのだが、このDVD、2枚組で11話分が収められている。ハッキリ言って残りの10話は要らないのだ。
えー、学生時代、『ルパン音頭』をコレクションするために『三波春夫全集』を買ったヤツのことを「アホか、こいつ」とバカにしたことがあるが、撤回します。ごめんなさい。
(私信)おーるい様、B様:ネタもオチも写真も、あっちに書いたのと一緒だということは内緒にしといて下さい(^^;)。こっちの方がノリノリ文章ってことでお許しを。
あっちはあっちで~
考えたらフジテレビの番組にウルトラマンがちゃんと出たのは、後にも先にもコレだけかもしれないですね。
円谷一夫氏がシュシュトリアンのファンだったらしいですね~
by おーるい (2007-10-26 21:43)
初めまして、お邪魔します。
前の記事、ショルダーバックのラバー部分を見てウルトラセブンの胸の所を思い出しました。細長いポケットの片方には「ウルトラアイ」、もう片方には「うまか棒」と言うのはいかがでしょうか?
by 北島とめ吉 (2007-10-26 22:34)
ショルダーバック→ショルダーバッグ
すみません。
by 北島とめ吉 (2007-10-26 22:36)
>北島様
ご訪問ありがとうございます。私はこの四半世紀の間“留吉”と漢字表記のお名前だと誤認してました。失礼しました。細長いポケット、夏場には「しまかげ」のアイスを入れることにします。ご提案ありがとうございました。
こちらからもちょくちょく訪ねさせていただきます。
by studio7 (2007-10-26 23:08)